軍団の変遷・編成
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「ドイツ空軍 (国防軍)」の記事における「軍団の変遷・編成」の解説
「第二次世界大戦中のドイツ空軍の編成」も参照 航空艦隊第1航空艦隊 第2航空艦隊 第3航空艦隊 第4航空艦隊 第5航空艦隊 第6航空艦隊 第10航空艦隊(訓練部隊) 帝国航空艦隊(本土防空部隊) 空軍野戦師団 降下猟兵 ドイツ空軍の組織の序列を示すと、航空艦隊の隷下に航空軍団、飛行師団、航空団、飛行隊、飛行中隊と分かれている。航空艦隊というのは受け持ちの地域別に分けたときの呼称であり、開戦当時は第4航空艦隊まで存在していた。1940年に新設された第5航空艦隊は、第2、第3航空艦隊とともにバトル・オブ・ブリテンに参加している。1944年には本土防空部隊である帝国航空艦隊が編成された。最盛期には6つの航空艦隊に、帝国航空艦隊、訓練部隊である第10航空艦隊を加えた大所帯へと発展するが、末期にはハンガリーからオーストリアに展開した第6航空艦隊と帝国航空艦隊までに縮小した。 実際の作戦は師団単位で行われた。しかしながら、開戦当時は空軍の編成は未完了のままであり、戦闘機部隊にいたっては編隊単位での指揮しか行えなかったのが実情であった。さらには組織の命令伝達システムも複雑であった。空軍総司令部(OKL)→航空艦隊→航空軍団→航空師団→野戦部隊に伝達されるようになっていたが、その航空軍団という大規模な組織であっても専門的で、諸兵科のバランスの釣り合いが悪く、航空軍団は各地の戦線に赴いていく中で地域別の縛りが希薄になっていった。また戦力の減耗に伴って中隊単位での扱いが多くなっていった。
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