赤版として創刊とは? わかりやすく解説

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赤版として創刊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 06:58 UTC 版)

岩波新書」の記事における「赤版として創刊」の解説

創刊作業は、当時編集部吉野源三郎担当し吉野が目にしたイギリスペーパーバックであるペリカン・ブックスを参考判型決められた。装幀吉野依頼を受け、美学者美術史学者である児島喜久雄担当2006年平成18年)まで長く用いられ表紙ランプや、扉部分四隅で風を吹きかけあうアネモイギリシャ神話風神)を描いた。また創刊当初表紙の色を赤一色にしたのは岩波茂雄指示よる。 創刊の辞は「道義精神に則らない日本行動深慮し、権勢媚び偏狭に傾く風潮と他を排撃する驕慢思想戒め批判的精神良心的行動拠る文化日本躍進求めて出発である」と、「岩波新書創刊50年新版発足に際して」(1998年1月)に引用されている。 この赤版戦争による一時中断経て101刊行された。 岩波新書創刊第一冊目は、矢内原忠雄リンカーンエレミヤ日蓮新渡戸稲造などの伝記を『余の尊敬する人物』と題して構想しており、岩波了解得て予定だったが急遽変更となり、1938年昭和13年赤版1、2の上下二冊としてクリスチーの『奉天三十年』(上・下)を翻訳発刊した発刊の辞は「今茲現代人現代的教養目的として岩波新書刊行する」としている。 1944年苛烈戦時下にあって岩波新書刊行点数98を以て中絶やむなきにいたり、超えて1946年3点発行したのを最後に赤版新書終結した

※この「赤版として創刊」の解説は、「岩波新書」の解説の一部です。
「赤版として創刊」を含む「岩波新書」の記事については、「岩波新書」の概要を参照ください。

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