創刊の辞とは? わかりやすく解説

創刊の辞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/26 00:17 UTC 版)

現代思想 (現代思潮社)」の記事における「創刊の辞」の解説

創刊号発刊言葉「われわれは出発する」には以下ある。 ……不思議なことには、帝国主義者にとって勝利をもって終った闘争が、進歩的インテリにとっても民主主義勝利をもって終わった闘争のである。ここでは、帝国主義勝利民主主義勝利とが一致する。彼らは、自分たちが勝手にその政治的無関心嘆いて来た大衆政治的昂揚あらため感激した後、差し触りのない総括試み数々美し記憶抱いて再び研究室戻って行った。彼らにとって、安保条約改定阻止闘争は、小さな犠牲と深い陶酔明る勝利とによって編まれ思い出花束となった竹内洋によると、「差し触りのない総括試み数々美し記憶抱いて再び研究室戻って行った」というのは、60年安保条約改定阻止敗北もたらした丸山眞男代表される東京大学法学部教授の「アカデミックな指導部」を指している。

※この「創刊の辞」の解説は、「現代思想 (現代思潮社)」の解説の一部です。
「創刊の辞」を含む「現代思想 (現代思潮社)」の記事については、「現代思想 (現代思潮社)」の概要を参照ください。

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