しゅん‐とう【春灯】
しゅんとう【春灯】
春燈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 13:24 UTC 版)
「春燈」(しゅんとう)は、俳誌。1946年1月、安住敦(編集)と大町糺(発行)が久保田万太郎を主宰として擁立するかたちで東京より創刊。戦後の混乱のなか、「いくら苦しくなつても、たとへば、夕霧の中にうかぶ春の灯は、われわれにしばしの安息をあたへてくれるだらう」という主宰の創刊の辞が載った[1]。また安住敦は「花鳥とともに人生があり、風景のうしろに人生がなければつまらない」と創刊号に書き人生諷詠の傾向を示している[2]。創刊より様々な流れを汲む多数の俳人が参加。1963年5月に万太郎が没し、安住敦が主宰を継承。個性尊重の方針で多数の俳人を育てた[1]。以後成瀬櫻桃子、鈴木榮子の主宰を経て現在は安立公彦が主宰。歴代主宰の句を引き継ぐ叙情性の俳句を志すことを理念として掲げている。
- 1 春燈とは
- 2 春燈の概要
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