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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- は(アルファベット)
- は(タイ文字)
- は(数字)
- は(記号)
- 春燈のもと愕然と孤独なる
- 春燈や居留守の影の動きをり
- 春鳥のうすむらさきを哭いてでる
- 春怒濤海近づきぬ近づきぬ
- 春怒濤小島を揺する領有権
- 春怒濤逆光のものみな動く
- 春怒濤魚蔵透かしてたちあがる
- 榛名湖畔のつつじのカフェ 通り雨
- 榛名山在るが定めの稲架高し
- 榛名山大霞して真昼かな
- 春菜束購ふ裏返しうらがえし
- 春なのにいきとしいけるものに毛がない
- 春なのにパンドラの箱蓋開けよ
- 春波は地球の鼓動立山光る
- 春に騎る胡姫巧みなる鞭捌き
- 春二番三番噂も七五日
- 春人のとつても遠いふりをする
- 春ぬくし丸い心の輪の中で
- 春眠し脈は象形文字となり
- 春の葦軍港といふ陰部あり
- 春の雨上がり堆肥の湯気八方
- 春の雨漢の肩の濡れ暮れる
- 春の雨金子皆子という宇宙
- 春の雨けふ一日はおれのもの
- 春の雨濡らしておりぬ絵馬の誤字
- 春の雨またも深爪してしまい
- 春の雨もも色福祉タクシー券
- 春の雨優しい壁と思えたら
- 春の家裏から押せば倒れけり
- 春の歌うたえば解けゆくもののあり
- 春の駅二枚におろす料理人
- 春の駅ひたすら漫画読む男
- 春の海 戦陣訓の散りにけり
- 春の海一灯つよく昏れにけり
- 春の海癒しの詩を歌ってる
- 春の海億光年のいのち満つ
- 春の海かく碧ければ殉教す
- 春の海髪一本も見つからぬ
- 春の海筋肉質の夫婦岩
- 春の海小波を寄する巨き船
- 春の湖壺は口から闇を吐く
- 春の海強く押さえよ琴の弦
- 春の海のたり潜望鏡が出る
- 春の海まつすぐ行けば見える筈
- 春の海名句それぞれ屹然と
- 春の嬰兒家の兩側に雀群れ
- 春の嬰抱かれ抱かれて成長す
- 春の丘姉は小さな光食べ
- 春の卵遠い谺を聞いてゐる
- 春の河州の家鴨のなかにしやがんでいた
- 春の風邪あの世の門は自動ドア
- 春の風水雛岸へとたぐり寄せ
- 春の風邪ときには弥陀もひき給え
- 春の風どこかで鬼が泣いてゐる
- 春の風邪百本の木々靜かなり
- 春の風呂アルキメデスを決めこんで
- 春の風ルンルンけんけんあんぽんたん
- 春の河ふわり打掛流れつく
- 春の河盲目の水碧く厚く
- 春の蚊よ遠くから呼ばれたような
- 春の雁手控に紅にじみたる
- 春の街馬を恍惚と見つつゆけり
- 春の鳩一緒に飛んで行き度き児
- 春の曲女体や琴にのしかかる
- 春の金魚のおもしろがつておよぐ
- 春の蛇舟が見たいと思っている
- 春の雲生きて来たまま生き申す
- 春の雲牛の飢声ありにけり
- 春の雲雲のかたちをして生る
- 春の雲キリンに喰はれてしまひけり
- 春の雲キリンの首がさびしがる
- 春の雲地方競馬のしんがりを
- 春の雲なるやゆるりと帰るべし
- 春の雲なんだか楽に死ねそうな
- 春の雲蒙古斑いろやわらかく
- 春のくれ液體として沈むなり
- 春のくれ液軆として沈むなり
- 春の暮川幅を水流れては
- 春のくれ我も近所の人ならむ
- 春のくれ夫なき家に帰りくる
- 春の暮佛頭のごと家に居り
- 春の暮屋根反り平和脅かす
- 春の暮両手ひろげて鶏を追う
- 春の暮老人と逢ふそれが父
- 春の木にはじまつてゐるけものみち
- 春の木のうすまつてゐるひとならび
- 春の木のくねつてばかり高くなる
- 春の坂どこまで旅の終りまで
- 春の砂丘男の影が折れている
- 春の砂丘はどうころんでもふるさと
- 春の砂利濡れそめ個色詩会へ急く
- 春の潮張りては緩む舫い綱
- 春の潮引き寄せパスタ茹でてゐる
- 春の潮レンブラントの日の差して
- 春の鹿幻を見て立ちにけり
- 春の鹿水のひびきの木の間より
- 春の市電大曲りして活火山
- 春の島なんでもなくて横たはる
- ハルの宵ビジョと語らっていてくしゃみ
- 春の地震鞄の底をまさぐりぬ
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