『WIRED』アメリカ版
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「WIRED (雑誌)」の記事における「『WIRED』アメリカ版」の解説
1993年1月創刊。創刊の辞において、『WIRED』は単なるテクノロジーについての雑誌ではなく、デジタル革命を人類が火を扱えるようになったときに匹敵するほどの社会変化だととらえ、そこにmeaning(意味)とcontext(文脈)を与えていくことを「究極のラグジュアリー」だと宣言した。その後、その時々の社会変化に応じて、ロングテールやクラウドソーシングといった時代を象徴するキーワードを提唱してきた実績がある。 1993年といえば、AppleがちょうどPowerBookを発売したばかりのころで、NCSA Mosaicが発表されワールド・ワイド・ウェブ(WWW)が一般に普及しようとしていたころだった。『WIRED』の創刊を目指していたジェーン・メトカーフとルイス・ロゼットは、1993年にアメリカのカリフォルニア州で開催されたTEDカンファレンスに参加した。そこで2人はMITメディアラボの創設者ニコラス・ネグロポンテと出会い、資金提供を受けることができた。ネグロポンテは創刊後6年間レギュラーコラムニストとしても参加した。初代のエグゼクティブ・エディター、ケヴィン・ケリーはもともとホール・アース・カタログやホール・アース・レヴューの編集者だった。そのため、ブルース・スターリングやスチュアート・ブランドなど、その頃の関係者が『WIRED』にも多く関わっていた。 3D Robotics社のクリス・アンダーソン(TED Conferenceのクリス・アンダーソンとは同姓同名の別人)は、2001年6月から2012年11月まで編集長を務めていた。
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