けいし‐かん【警視監】
警視監
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/26 21:47 UTC 版)
警視監(けいしかん、英称:Senior Commissioner)は、警察法第62条に規定される日本の警察官の階級の1つ。上から2番目。地方警務官たる警視監定員は38人[1]、警察庁職員たる警視監の定員は警視長と合わせて41人[2]。警視総監の下、警視長の上。

階級の位置と役割
警視監の階級は、警察法第62条に規定され、上位には警視総監があり、下位には警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長および巡査(巡査長含む)が定められている。
警視監への昇任
キャリアとして警察庁へ入庁し、警視長へ昇任した者は、他省庁へ転籍したり不祥事辞職でもない限りは全員が警視監へ昇任する[注釈 1]。準キャリアでは、入庁36年目の者が大規模県警察本部長在任中に警視監へ昇任した例(令和7年1月31日発令、任警視監)があることから、成績優秀者であれば昇任する可能性がある。また、ノンキャリアでも、警視庁の部長(階級は警視長)クラスまで昇任した者は、退職日付で警視監へ昇任する場合がある(例・2008年2月25日発令、警視庁生活安全部長が退職日付で任警視監)。
警視監の役職
- 警察庁内部部局
- 次長
- 長官官房長
- 局長 (生活安全局・刑事局・交通局・警備局・サイバー警察局)
- 長官官房総括審議官
- 長官官房政策立案総括審議官兼公文書監理官
- 長官官房審議官 (7名)
- 部長 (組織犯罪対策部長・外事情報部長・警備運用部長)
- 長官官房首席監察官
- 主要課長
- 警察庁地方機関
- 警察庁附属機関
- 警察大学校 校長・副校長・特別捜査幹部研修所長・国際警察センター所長・警察政策研究センター所長
- 皇宮警察本部 本部長(皇宮警視監)
- 科学警察研究所 副所長
- 道府、主要指定県および一部の県警察本部
主な人物
- 内海倫:警察庁刑事局長を経て、防衛事務次官、人事院総裁
- 林則清:警察庁刑事局長[注釈 2]
- 堀川和洋:中国管区警察局長で退官。退官後に姫路市長
- 松橋忠光:山下汽船・旧海軍少尉を経て警察幹部見習第1期生。警視庁・愛知県警察・福岡県警察の課長・部長を歴任。退官後の「警察批判」発言で著名となった[注釈 3]。
- 杉田和博:警察庁警備局長を経て、内閣情報官、内閣危機管理監。退官後は安倍内閣・菅内閣で内閣官房副長官(事務)や内閣人事局長
- 北村滋:警察庁長官官房総括審議官を経て、内閣情報官、国家安全保障局長、内閣特別顧問
- 田中俊恵:警察大学校長で退官。女性初の警視監。
脚注
注釈
出典
外部リンク
警視監
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/04 01:33 UTC 版)
ゾルド将軍の手下として働き、なつきをスパイとして派遣。後には第3支部超機動員課を乗っ取ろうとする。
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