諏訪栄町の成立と変容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/27 15:15 UTC 版)
1963年(昭和38年)、新町名・諏訪栄町が成立し、1969年(昭和44年)に一部が分離して安島一丁目となった。1973年(昭和48年)7月、長い間諏訪公園にあった四日市市立図書館が久保田一丁目に新築移転した。この年の10月には1971年(昭和46年)12月から進められていた近鉄四日市駅高架化工事が完了、近鉄線によって東西に分割されていた四日市中心市街地が道路で結ばれた。 以上のように成長を遂げてきた諏訪栄町であったが、名古屋駅前の大型店や郊外地区幹線道路への大型商業施設の進出に伴い、商業地区間の競争が激化してきた。既に1983年(昭和58年)発行の『四日市地域商業近代化地域計画報告書』では四日市市の商業吸引力の低下を指摘し、小売商業力は三重県最大の人口を持ちながら、津市・伊勢市・松阪市・桑名市・上野市(現・伊賀市)・尾鷲市に比しても下回っていると述べている。近鉄四日市駅西口の松坂屋四日市店が2001年(平成13年)に閉店、翌2002年(平成14年)には諏訪栄町にあったイオングループの象徴的な店舗・ジャスコ四日市店が閉店し、中心市街地の空洞化が懸念されている。一方、都心回帰により高層マンションの進出が見られるようになった。 2003年(平成15年)1月、旧四日市市立図書館が日本の登録有形文化財となる。そして同年、8月22日にすわ公園交流館として開館した。2010年(平成22年)4月4日、町内のグリーンモール商店街で三重県ご当地グルメ大会を開催し、地元の四日市とんてきが優勝を果たした。2011年(平成22年)12月16日、三重県警察の三重県内一斉特別警戒日に合わせ、三重県知事の鈴木英敬や四日市市長の田中俊行らが諏訪栄町を視察した。 ジャスコ四日市店
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