試作車・1次車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:50 UTC 版)
「大阪市交通局70系電車」の記事における「試作車・1次車」の解説
鶴見緑地線の開業に伴い用意されたグループ。第1 - 第13編成がこれにあたる。 先頭部分の塗装は白をベースに、「7」(長堀鶴見緑地線の正式名称・大阪市高速電気軌道第7号線にちなむ)を変形させたマークが入っている。側面行先表示器は赤1色で表示される(更新工事で順次、3色LEDに交換が進められている)。なお、1990年3月20日の開業から同年9月の花の万博終了までの期間は前面非常口部分の窓下に花の万博の公式シンボルマーク、側面ドア横に公式キャラクター「花ずきんちゃん」のステッカーが貼り付けられていた。 南港の試験線で使用された4両の試作車は後に整備され、リニアモーター駆動方式の2両は7061(試験時7051)・7161(同7151)号車に、ロータリーモーター駆動方式の2両は7262(同7391)・7113(同7691)号車になった。この元試作車の4両は、連結面(妻面)上部に型(段差)がある点が、量産車との相違である。 試作車は落成当初から南港の試験線での試運転終了までは、未塗装でラインカラーを貼り付けただけであったが、量産車に組み込む際に塗装された。また、試運転時には方向幕に第1期開業の駅である「京橋」「横堤」「鶴見緑地」「回送」「臨時」「試運転」の他、「リニヤモーターカー」「ロータリーモーターカー」「EXPO '90」との字幕も用意されていたが、これも営業運転開始までに字幕を交換したため、現在はこの字幕は入っていない。なお、方向幕は大阪市交通局の車両では初めて英文表記を追加した(未塗装時代より。「リニヤモーターカー」「ロータリーモーターカー」「EXPO '90」表示を除く)。 2016年までに全編成が後述するリニューアル工事が行われ、現在このグループから原型車は消滅している。
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