試作車輌
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2009年4月29日、トルコの防衛産業長官Murad Bayarは、アブダビでの第9回IDEX国際防衛産業フェアーにおいて、トルコの戦車はトルコ国内のリソースのみを用いて生産されるだろうことを確実にした。彼はこれに加え、先週には研究が始まっており、3年以内にトルコ陸軍の必要に応える、特別に設計された本物の戦車が作りだされる事を期待していると述べた。 2010年9月の時点で、国防産業次官による戦車用サブシステムとソフトウェアの承認をもってアルタイ計画の概念設計の段階は完了した。これにより計画は、終了が30.5カ月に予定される詳細設計の段階へと前進した。詳細設計の作業範囲とは、選定された戦車用サブシステムのためにインターフェースを設計し、完成させるものである。 2010年10月15日、オトカはMTUおよびレンク社とのパワーパック供給の契約にサインした。同年12月15日、防衛産業執行委員会は国産パワーパックの開発開始を決定した。 2011年5月10日、防衛産業次官により、アセルサンに戦場目標識別装置(BTID)試作機の設計開発の契約が結ばれ、翌5月11日、IDEF2011にてアルタイ戦車のモックアップが一般に公開された。 2012年10月18日、アルタイ戦車の公試が開始されたが、最初の試験車両はサイドスカートを装備しておらず、砲塔はモックアップを搭載していた。同年11月16日、2両のアルタイ戦車は成功裏に受領試験を通過し、予期されるより2年早く連続的な生産への道を開いた。最初の生産分、4両の生産が決定しており、2012年に生産された2両の試作車輌はトルコ陸軍に配備された。残る2両は2013年か2014年に生産される予定とされていた。
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