記念物と芸術作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/18 14:06 UTC 版)
「ワシントン州会議事堂」の記事における「記念物と芸術作品」の解説
議事堂の敷地内には、18の記念物および芸術作品が置かれている。 その中でも最も代表的なものの1つが、第一次世界大戦の勝利を記念して1919年に構想された、ギリシア神話の勝利の女神ニーケー像および兵士像から成る、「翼の生えた戦勝記念像」である。この記念像は、当時シアトルに住んでいた彫刻家アロンゾ・ビクター・ルイスの手によるもので、像は青銅製、台座は御影石造である。台座には東西南北の四面それぞれに、以下の碑文が刻まれている。 東: ワシントン州章および To the memory of the citizens of the State of Washington who lost their lives in the service of the United States during the World War 1917–1918 (1917-18年の世界大戦において、アメリカ合衆国のために戦い、その命を落としたワシントン州民を記念して) 西: Their sacrifice was to vindicate the principles of peace and justice in the life of the world (彼らの犠牲によって、世界の平和と正義の原則の正しさが証明された) 南: They fought to safeguard and transmit to posterity the principles of justice, freedom, and democracy (彼らは正義、自由、および民主主義の原則を守り、子孫に伝えるために戦った) 北: Greater love hath no man than this, that a man lay down his life for his friend (人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない) 州会議事堂の北東、保険庁舎のすぐ北に立つこの記念像は1938年5月30日に除幕され、それ以来、幾度かにわたって修復されている。 この「翼の生えた戦勝記念像」から東、敷地の中央近くには「チボリの噴水」がある。直径15.2mのこの噴水は、コペンハーゲンのチボリ公園にある噴水のレプリカとして造られ、1953年に完成したものである。このほか、敷地内には第二次世界大戦、朝鮮戦争、およびベトナム戦争の記念物や、デュペン噴水、「空から海へ」、「踊る女性」像、「題名のないステンレス鋼」、ウォーター・ガーデンなどが置かれている。また、キャピトル湖畔の遊歩道には、ワシントン州の39郡を刻んだ石碑を弧状に並べて、遊歩道から湖に半円形の踊り場のように突き出させた、アーク・オブ・ステートフッドがある。
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