言語史とは? わかりやすく解説

言語史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/04 21:37 UTC 版)

言語史(げんごし、Language History)とは、ある言語個別言語)の歴史である。

内面史と外面史

言語社会を成り立たせる一要素であり、社会に生じた各種の出来事は言語にも影響をもたらす。そこで、ある言語の歴史はその言語の用いられる社会の制度、政治的事件、文化などと合わせて語らざるを得ない。これについて、言語史のうち、概念的に次の二つに区別することがある。

内面史(ないめんし 英:internal history 言語について直接言及した部分
外面史(がいめんし 英:external history 言語に影響する社会的な側面に言及した部分

なお、言語史の解説書には、内面史に当たる部分だけをあつかったものと、外面史も含めて述べるものとがある。また、一般的に、語彙表記文字語義の変化、言語の社会的地位、規範、ピジン言語の発生、方言言語の絶滅については社会的な影響が強く、音韻形態統語については影響が弱い。

参考

関連


言語史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 17:53 UTC 版)

絶対奪格」の記事における「言語史」の解説

同様の構文古代ギリシア語では属格独立属格)、サンスクリットでは処格古代教会スラブ語では与格表されるラテン語における絶対奪格用いた文のギリシア語での表現以下の通りとなる。 vere appropinquante, multi flores florent. τοῦ ἔαρος προσερκομένου, πολλὰ ἄνθη ἀνθεῖ.春が近づくと、多く花が咲くラテン語絶対奪格ヨーロッパ近代諸言語において、格の融合縮退分詞構文発達形成影響及ぼした古典ラテン語における絶対奪格古くから詳しく研究されてきた。中世ラテン語においても好まれ多用された。

※この「言語史」の解説は、「絶対奪格」の解説の一部です。
「言語史」を含む「絶対奪格」の記事については、「絶対奪格」の概要を参照ください。

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