言語に関する著作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/01 01:24 UTC 版)
「エンリーク・ヴァロール・イ・ヴィーヴェス」の記事における「言語に関する著作」の解説
ヴァロールの最初の言語に関する著作は、アリカンテの街に本拠地を置く週刊誌「エル・ティオ・クク」(El Tio Cuc)でのことであった。その作品はスペルミスまじりのスペイン語風カタルーニャ語で書かれていた。フランセスク・デ・ボルジャ・モル(Francesc de Borja Moll i Casasnovas)の指揮の下でヴァロールは、南部ヴァレンシア語の語彙を含んだカタルーニャ語-ヴァレンシア語-バラアース方言の辞書(カタルーニャ語諸方言間の対訳辞書)の制作に加わった。カルレス・サルバドール(Carles Salvador i Gimeno)とマヌエル・サンチス・グアルネール(Manuel Sanchis i Guarner)のように、ヴァロールは『ヴァレンシア語講座』(Curs de la llengua valenciana)(1961年)、『我々は言語をよりよくする』(Millorem el llenguatge)(1971年)、『ヴァレンシア地方で話される中級カタルーニャ語文法』(Curso medio de gramática catalana referida especialmente al País Valenciano)(1973年)のような作品をあらわし、バレンシア語の主要な標準語化推進者の一人となった。 1983年、ヴァロールは『動詞の活用』(La flexió verbal)を出版し、この著作は広範囲にわたってヴァレンシア語の諸方言の動詞を収集、整理したものであった。この『動詞の活用』はヴァレンシア語の規範作りに活用され、また人々のヴァレンシア語学習のための基本的な教材として使用された。
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