視聴文化と番組表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:19 UTC 版)
視聴文化は国によって違いがある。日本ではキー局を軸に全国一律に番組配信が行われ、視聴者が視聴したい番組を、新聞の番組表などによって決定する文化がある。日本では番組情報は限られたメディアでしか掲載することが認められていない。 一方、アメリカではケーブルテレビが発達しているため圧倒的に多チャンネルであり、さらにテレビなどを通じたVOD(ビデオオンデマンド)やオンライン動画配信も発達している。そのため多チャンネルに対応した統合的なガイダンスツールが普及しており、5500万世帯が単一画面EPG、2700万人がオンライン・ガイダンス・ウェブサイトを利用している。また米国ジェムスター社の調査によるとアメリカでは事前に視聴番組を決定することよりも、当日の視聴時に視聴番組を決定する人が多い。その背景にはアメリカでは番組のレコメンデーションに制約がなくオープンであることがある。そのため日本のようにキー局を軸に全国一律に番組配信が行われ、新聞のラテ欄などでその番組情報が提供され視聴番組を決定する文化とは様相が異なる。 新聞・雑誌で手に入れにくい番組表は、放送局が公表する番組表を手に入れることによって解決する。例えば、遠方にあるラジオ放送局の電波を、性能の良いアンテナと受信機で受信する場合は、放送局が公表する番組表が便利である。ウェブで検索するときの検索語は、「基本番組表」または「タイムテーブル」が良いが、この検索語だけだとたくさん検索結果が出てきてしまうので、この2つのうち1つの語を入力し、そのあとにスペースを一つ入れて、放送局を表す言葉を続けて入力し、検索すると良い。 ラジオ放送局自身が広報のためにパンフレット形式で発行する番組表=「タイムテーブル」においては、話題を仕掛けたい曲のタイトルを(「ヘヴィー・ローテーション」として)掲載する場合がある。
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