規格に基づいた出力物生成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/11 20:36 UTC 版)
「Darwin Information Typing Architecture」の記事における「規格に基づいた出力物生成」の解説
DITAは終端間(エンド・ツゥー・エンド)のアーキテクチャとして発想されている。 DITA の仕様では、どんな要素や属性、規則がDITA言語の一部であるかを示すことに加えて、DITAのコンテンツを印刷物、HTML、オンラインヘルプ、そのほかの形式で出力物を生成するための規則を含む。例えば、要素Aのconref属性が要素Bへのパスを含んでいるとすると、要素Bのコンテンツが要素Aの位置に表示されることをDITA仕様は示す。DITAに従った出力物生成ソリューションであるDITAプロセッサは、conref属性を指定された様式に従って扱う必要がある。規則には、条件分岐テキストや目次用の印、トピック間のリンクなどといった諸機能を処理するためのものもある。 DITAがXML規格として公開されたとき、IBMは初のDITAに従ったプロセッサ、DITA Open Toolkitを公開した。このツールはDITAのコンテンツを、PDFやHTML、ヘルプのような出力形式に変換する。このツールは、任意の特殊化や出力形式を扱うための拡張ができる。また、以下に挙げるDITAの標準化された特殊化およびいくつかの出力形式を特別な設定なしに扱うことができる。 PDF(XSL-FO経由) XHTML HTML Help Eclipse Help Java Help Oracle Help Rich Text Format このツールキットは、DITAコンテンツで出力を生成するための基礎としての役割を果たしている。多くのDITAユーザが使用しており、DITA制作ツールやコンテンツ管理ツールのいくつかは現在、出力生成作業フローにこのツールキットの一部を統合している。 DITA Open Toolkitは、いくつかの会社が関与する、活動中のオープンソース・プロジェクトである。
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