規制後の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/30 13:20 UTC 版)
規制の影響により、金属製モデルガンの出荷数は1970年の44万6000丁から1971年には34万4000丁まで減少した。1972年には模造拳銃の規制対象にならないプラスチック製モデルガンが発売されたが、規制による金属製モデルガンの出荷数の落ち込みは一時的なものであり、1973年以降の出荷数は規制前を超える伸びを示した。この間、金属製モデルガンの違法改造事犯が増加したことにより、1977年には再び法規制(模擬銃器規制)を受けることになった。 近年、古い金属製モデルガンがネットオークションに出品されることがあるが、拳銃型の金属製モデルガンは模造拳銃規制と模擬銃器規制の両方が適用されるため、注意を要する。模造拳銃に該当しないよう法定措置(銃腔閉塞および表面着色)が施されたものであっても、模擬銃器に該当するものは販売目的の所持が禁止されているため、オークションへの出品は取締りの対象になり得る(模擬銃器を参照)。また、外国から玩具銃を輸入する場合、それが模造拳銃に該当するものであれば法定措置を施さない限り通関できない。 玩具銃の人気がエアソフトガンに移行してからは、エアソフトガン用の金属外装が販売されるようになったが、拳銃型エアソフトガンの外装をすべて金属製に換装した場合、模造拳銃の該当要件を備えることになるため、法定措置(銃腔閉塞および表面着色)を施す必要がある。2003年1月には模造拳銃(法定措置を施していない金属製の拳銃型エアソフトガン)の所持容疑で玩具銃販売店が摘発され、これを踏まえて関連法規の周知徹底を推進するよう指導する通知が発出されている。
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規制後の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 01:19 UTC 版)
業界団体は、法規制に適合する金属製モデルガンに付する新たな安全マークとしてSMGマークを定めた(smマークは廃止)。ルガータイプの金属製モデルガンは法規制に適合させた製品が新たに発売されたが、コルトM1911やワルサーP38など、愛好家に人気の定番モデルはラーマタイプに該当するものが多く、スライドアクション式を除いて金属での製品化ができなくなったため、規制を契機にプラスチック製モデルガンへの移行が進んだ。1975年から1976年のピーク時には押収数が年間1,000丁を超え、押収拳銃全体の約7割を占めていた改造拳銃だが、法規制が奏効し、押収数は年々減少した。 規制により販売可能な金属製モデルガンが減少したことに加え、1980年代中頃から玩具銃の人気がエアソフトガンへ移行したため、市販される玩具銃のほとんどがエアソフトガンで占められるようになり、現在では金属製モデルガンの販売数は僅かになっている。 近年、模擬銃器に該当する古い金属製モデルガンがネットオークションに出品されることがあるが、小売業者ではない一般人であっても販売目的の所持に当たると見なされた場合は取締りの対象になる。上述のとおり、現在販売可能な金属製モデルガンには業界団体が定める安全マークが付されている。
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