見えるとは?

み・える【見える】

[動ア下一][文]み・ゆ[ヤ下二

目に映る。目で確認できる。「今夜は星も—・えない」

見ることができる。「暗やみでも—・える」

判断される。見受けられるそのよう感じられる。「とても高校生に—・えない」「あのようすでは失敗したと—・える」「年より若く—・える」

見つかる。「置いたはずの眼鏡が—・えない」

「来る」の尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。「先生が—・えました」

人に見られる世間見られる

「すいたる名立ちて—・え騒がれ侍りしかば」〈宇津保・藤原の君〉

人に会う。対面する。

「—・えもせむ見もせむ人を朝ごとに起きては向かふかがみともがな」〈和泉式部集・上〉

結婚する。夫婦として連れ添う

「女は男に—・ゆるにつけてこそ」〈源・若菜上

[下接句] (うお)の目に見えず餓鬼の目に水見えず先が見える鳶(とび)も居ずまいから鷹(たか)に見える・目に見えて・目に見える山が見える


ま‐み・える【見える】

[動ア下一][文]まみ・ゆ[ヤ下二《「みえる」は見られるの意で、相手から見られるというところから》

「会う」の意の謙譲語お目にかかる。「主君に—・える」

顔を合わせる対面する。「両雄相—・える」

妻として夫に仕える。「貞女二夫に—・えず」


ま‐み・える【見】

〔自ア下一(ヤ下一)〕 [文]まみ・ゆ 〔自ヤ下二〕 (「みえる」は「みられる」の意で相手からみられるというところから)

① 「会う」の意の謙譲語おめにかかる。お会いする。また、単に、顔を合わせる対面する。

書紀720神代上(兼方本訓)「今は覲(マミエ)奉(まつ)ること已に訖ぬ」

② 姿を現わす現われる出現する。

スピリツアル修行(1607)ロザイロ十五ミステリヨサテ マタ mamiye(マミエ) タマウ ヲンスガタ」

③ 夫と定める。夫としてつかえる。

高野平家13C前)九「忠臣二君つかへず貞女は二夫にまみえずとも」


み・える【見】

〔自ア下一(ヤ下一)〕 [文]み・ゆ 〔自ヤ下二〕 (「みる(見)」の自発の形。受身・可能の意にも用いられる)

自然に目にはいる。目にうつる。

古事記(712)中・歌謡「千葉の 葛野を見れば 百千足る 家庭(やには)も美由(ミユ) 国の秀(ほ)も美由(ミユ)」

書紀720顕宗二年九月歌謡(しび)が鰭手(はたで)に 妻立てり彌喩(ミユ)」

② 他から見られるまた、他動詞のように用いて意識して他から見られるようにする。他に見せる。

万葉(8C後)一五・三七〇八「物思ふと人には美要(ミエ)じ下紐の下ゆ恋ふるに月そ経にける」

源氏100114頃)桐壺「はかなき花紅葉につけても心ざしをみえ奉る

③ (他人から見られるの意から) 人に会う。顔を合わせる対面する。

大和(947‐957頃)一〇三「物も言はでこもりゐて、使ふ人にもみえで」

平家13C前)二「今一度小松殿にみえ奉らばや」

④ (特に女が特定の男に会うというところから) 夫婦交わりをする。結婚する。また、夫婦として連れ添う

*竹取(9C末‐10C初)「よきかたちにもあらず、いかでか見ゆべき」

(5) 見ることができる。

古今(905‐914)秋上一六九「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる〈藤原敏行〉」

(6) よく見ることがある見なれる。見つかる。

*竹取(9C末‐10C初)「此国に見えぬ玉の枝なり」

(7) 現われる。人が来る。また、手紙が来る。現代では「人が来る」意の尊敬語として用いられるが、さらに敬語表現加えて「お見えになる」「見えられる」の形をとることもある。

万葉(8C後)一五・三七七一「宮人安眠(やすい)も寝ず今日今日と待つらむものを美要(ミエ)ぬ君かも」

蜻蛉(974頃)中「日暮るるほどに、文みえたり

(8) 目で見て…と思われる。そう感じられる。

万葉(8C後)三・三三六しらぬひ筑紫の綿は身につけていまだは着ねど暖けく所見(みゆ)」

咄本昨日は今日の物語(1614‐24頃)上「御坊の御るすとみえて、玄関明ぬとて」

(9) 文字に書かれる。書物載る

平家13C前)一「栴檀二葉よりかうばしとこそみえたれ」

(10) 判断がつく。わかる。

浮世草子好色一代男(1682)五「腰の物こしらえ手足にてあらましみゆる事ぞ」

[語誌](1)上代では「見ゆ」で文を結ぶという文末形式顕著で、単にモノ表わす名詞に下接するにとどまらず、①の挙例書紀歌謡」のように、コト存在をも活用語終止形に下接するという特異構文示したが、平安時代になると、この構文はすっかり姿を消す。かわって、活用語に下接すときには連体形接続することとなる。
(2)完了の助動詞「つ」に上接することから、形状性の用言であったことがわかるが、一方で動作性の用言として、他人から見られる見られるようにするの意から展開して、ヲ格をとったり、③④などの意の用法を持つに至るなど、他動詞的な用法派生した。


見える

出典:『Wiktionary』 (2019/08/07 13:55 UTC 版)

漢字混じり表記

える 

  1. みえる参照
  2. まみえる参照



品詞の分類


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