覇権成立後のイギリスの海外進出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 03:08 UTC 版)
「第2次百年戦争」の記事における「覇権成立後のイギリスの海外進出」の解説
インドで覇権を確立させたイギリスは、オランダの影響力が弱体化した東南アジアにも再び進出した。1819年にシンガポール港を創設し、1826年にはペナン、マラッカを含む海峡植民地を成立させた。イギリスはさらにマレー半島のスルタン諸国を保護領化して19世紀末には英領マラヤ(マレー連合州)を成立させた。また3次に及ぶ英緬戦争によってコンバウン王朝を破り、1886年にはビルマをインド帝国に併合した。 イギリスは中国の広東開港によって1711年には広州に商館を設立し、中国茶を輸入する広東貿易に従事していたが、18世紀中葉以降の本国での紅茶ブームにより貿易赤字が急増したため、インドのアヘンを中国に売り込み、清朝との間でアヘン戦争(1840年 - 1842年)を引き起こした。 1788年に囚人植民地としてはじまったオーストラリア、「組織的移民」の行われたニュージーランドが、それぞれ1901年、1907年に自治植民地となり、カナダなどともにイギリス連邦を構成した。
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