被害者Aを拉致・強姦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 15:16 UTC 版)
「三島女子短大生焼殺事件」の記事における「被害者Aを拉致・強姦」の解説
Hは2002年1月22日深夜、仕事を終えた後で会社の同僚らと三島市内の居酒屋で飲食し、22時40分過ぎに店を出て同僚1人を三島市内の家に送り、乗用車(スバル・レガシィ)を運転して沼津市内の自宅へ帰宅しようとしていた。しかしその途中、従業員の集合場所に自分の弁当箱を忘れてきたことに気付いたため、弁当箱を取りに戻ろうと同市内の国道136号を南に向かって走行していた。その途中となる同日23時ごろ、三島市青木の国道136号沿い路上で同じ方向を自転車に乗って走行していた被害者Aを見つけて近づき、車の中から声を掛けた。AはHを全く相手にしなかったが、HはAを「若くてかわいい」と思ったことから「なんとか関係を持ちたい」と考えたため、先回りして三島市青木の駐車場(国道136号沿い)にレガシィを駐車して降車し、歩道に降りて被害者を待ち伏せた。そして被害者Aの前に立ち塞がって自転車を止めさせると、その前輪を跨ぎ自転車の前籠に両肘を突くなどして被害者に年齢・氏名・学校などを尋ねた。さらにAの肩へ腕を回し、Aの背中を押して自転車ごと近くに駐車してあった自車の側まで連れて行ったほか、再び自転車の前輪をまたぎながら執拗にAを誘ったが、Aは自転車ともども倒れ込むと大声を上げて起き上がり、Hから逃げ出そうとした。Hは抵抗するAの後ろ襟を掴み、引き寄せることでAを引き倒したが、Aは手を振り回すなどして抵抗して悲鳴を上げた。そのためHはAを強姦することを決意し、Aの頭部を右脇に抱え込みながら口を手で塞いで「静かにしろ」と脅し、チャイルドロックが設定された自車後部座席にAを素早く押し込み、被害者Aを車中に監禁した(逮捕・監禁罪)。 Hはそのまま自車を発進させてAを同県田方郡函南町軽井沢字立洞地内(強姦現場)まで走らせ、その間には恐怖するAに対し「俺の顔を見ただろう。車のナンバープレートも見ているだろう。警察にチクるなよ。ぶっ殺すぞ」などと脅迫していた。その後、強姦現場に到着したHは同日23時40分過ぎごろに車を駐車して後部座席(Aの右横)へ移動し、再び「俺の顔を見ただろう。警察に通報したらぶっ殺すぞ」などと言ってAを脅迫した。そしてAが畏怖して抵抗する気力を失い、黙り込んでいるのを認めたHは車内後部座席でAを全裸にして強姦した(強姦罪)。
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