表記と読み
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当駅の駅名について、表記を「孔舎衛坂」ではなく「孔舎衙坂」、読みを「くさえざか」ではなく「くさかざか」としているものがある。しかし前身である大阪電気軌道の社史、戦後の近鉄の社史、駅のあった枚岡市・東大阪市の市史など、公式の文献資料ではすべて「孔舎衛坂」表記であるほか、読みも地形図や宮脇俊三編著『鉄道廃線跡を歩く3』に載っている駅名標の写真によれば「くさえざか」となっているため、これは誤りである。 このような混乱が存在するのには、駅名の基になった『日本書紀』の「孔舎衛坂」に誤字説が唱えられたことが関係している。この説は江戸時代の注釈書『日本書紀集解』で初めて唱えられたもので、直前に「草香」=「くさか」が出て来るため、「孔舎衛坂」は「孔舎衙坂」=「くさかざか」の誤写ではないか、というものである。 この説には異論も多く、前述した「紀元二千六百年記念事業」に伴う文部省の調査で否定され、戦後学術的に正式に否定された。しかし二百数十年間ある程度の権威を持って存在した説のために説が独り歩きしてしまい、同じ場所に対して「孔舎衛坂」と「孔舎衙坂」の2通りの地名表記が存在するという混乱状態になった(さらに地元の村名が「孔舎衙村」だったことも原因の可能性がある)。事実孔舎衛坂の顕彰碑も、「孔舎衛坂」表記と「孔舎衙坂」表記のものが別々に立っている。また文部省の調査も当初は「孔舎衙坂」で調査・発表したものが、2年後にまとめられた報告書では「孔舎衙坂」説が否定され「孔舎衛坂」に修正された。上記のような駅名表記や読みの間違いは、このような一連の混乱と同系列のものと考えられる。 なお、同駅の営業最終日の入場券は「孔舍衙坂驛」表記であった。先述の通り公式資料は全て「孔舎衛坂」表記なので、ここは「孔舍衞坂驛」となるべきところである。これについては原因は不明である。
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表記と読み
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かつては「生作」「生造」「活作」「活造」いずれの漢字の組み合わせもあったので、今でも生き作り、生き造りなどとも書かれるが、古くは読みは「いけづくり」であり「いきづくり」ではなかった。現在では「いけづくり」「いきづくり」どちらも使われ、活き造りとも活け造り(いけづくり)ともいう。
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表記と読み
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「ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ」の記事における「表記と読み」の解説
ゲーテ (Goethe) のドイツ語での発音は日本人には難しいこともあり、日本語表記は、古くは「ギョエテ」「ゲョエテ」「ギョーツ」「グーテ」「ゲエテ」など数十種類にものぼる表記が存在した。このことを諷して斎藤緑雨が「ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い」と言ったというが、その出典は明らかではない。 矢崎源九郎は、29通りの表記があるとした。 以下は、品川力(しながわつとむ 1904 - 2006)による45通りの表記である。 ヴィテー,ヴーテー,ギェーテ,ギオーテ,ギューテ,ギュエテ,ギョウテ,ギョエテ,ギョーツ,ギョーテ(ギョーテー),ギョオテ,ギョート,ギョテ(ギョテー),ギョテーイ,ギョヲテ,グウイーテ,グーテ,ゲイテ,ゲエテ,ゲーテ,ケーテー,ゲエテー,ゲーテー,ゲォエテ,ゲテ,ゲョーテ,ゲョテー,ゲヱテー,ゴアタ,ゴイセ,ゴエテ(ゴヱテ),ふをぬ、げえて,及義的,歌徳,俄以得,俄義的,葛徳,驚天,暁蛙亭,芸陽亭,芸亭,芸天,就是葛徳,倪提以,哥徳
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