表示に関する規定など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:47 UTC 版)
「ハイビジョン制作」の記事における「表示に関する規定など」の解説
基本として「ハイビジョン制作」テロップ表示はPRの一環であり、規則・運用基準が明確化されなかった。そのため、表示するかは自主判断で対応はまちまちとなった。 また番組表を配信する各社によっても対応はまちまちであり、同じ配信会社でも放送局によってハイビジョン制作情報を付加するか否かも別れていることがある。示す場合には、テレビ欄に[HV]記号を用いることが多い。録画機器の設定によってはハイビジョン制作に関する情報は重要になることがあり、現状の改善が望まれる。 スタジオ収録番組やドラマの場合は「ハイビジョンカメラで撮影して放映すること」でほぼ一致しているが、映画やアニメーション番組などの場合は「16:9スタンダード解像度で収録されたマスター」(DVD程度の品質の映像)を「ハイビジョン解像度にアップコンバートして」放映する場合にも適用されることが多い。 このため、映画やアニメーション番組の愛好者の間ではスタンダード解像度マスターのアップコンバートによる放映とハイビジョン解像度マスターによる放映とを区別し後者をスラング的に「真HV」などと呼ぶことがある。 ハイビジョン製作である場合、2009年以前であればNTSCで見る場合は標準画質(4:3)のテレビで視聴している人たちへの配慮として、両サイドをカットした「4:3サイドカットコンバートによる標準画質」で放送していたが、地上波デジタル放送への完全移行を念頭において2009年後期から段階を追って本来の「レターボックス16:9によるハイビジョンサイズ放送」に移行し、2010年7月5日付けの早朝放送以後はNTSCの全番組が後者の方法で実施されている。
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