街宣右翼の中の在日韓国・朝鮮人の存在に関する証言記録
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「街宣右翼」の記事における「街宣右翼の中の在日韓国・朝鮮人の存在に関する証言記録」の解説
元公安調査官の菅沼光弘は、外国特派員協会での記者会見で「在日韓国・朝鮮人や被差別部落出身者が暴力団員の9割を占め、右翼活動によって収益を上げている」と語っている。但し、菅沼自身、朝鮮総連との深い関わりがあり事の真相は解っていない。また現在、右翼活動で資金を獲るのは困難だと右翼団体関係者の談もある。 辛淑玉が英語版アサヒコムの「Korean activist braces for `storm of fascism'」 で、右翼の中に多数の在日韓国・朝鮮人がいる事に触れている。 一水会の顧問である四宮正貴は、皇室を崇拝している右翼運動家の在日韓国・朝鮮人の存在に言及し、過去の日本の歴史を批判し天皇の戦争責任を追及している日本人の存在を非難している。 映画プロデューサーの李鳳宇は自著で、朝鮮高校時代の同級生が右翼団体の塾長になり「共産主義を根絶してアジアの平和を築く」「日本から外国人は排斥すべき」と李に語った事に触れ、李はその矛盾を在日のねじれたアイデンティティーだと評した。 昭和55年(1980年)に『噂の眞相』誌編集長の岡留安則が皇室ポルノ事件で主要な右翼団体に謝罪する際に同行したのは防共挺身隊の幹部である在日韓国人であったが、その幹部は大型外車を『噂の真相』のおかげで買えたと語り、岡留はその在日韓国人は生活のために右翼をやっていると理解したという。 さらにオウム真理教の村井秀夫幹部を殺害して逮捕された自称右翼(神州士衛館という活動停止状態だった右翼団体)の男(本名・徐裕行)が自称韓国籍であることなどが報道され、右翼団体に所属する在日韓国・朝鮮人が存在するのは事実である。しかし、右翼団体における在日韓国・朝鮮人の構成の割合について、過去に網羅的、定量的な調査が行なわれた事実はないため、街宣右翼にどの程度の在日韓国・朝鮮人及び朝鮮系日本人が含まれているのかは不明である。ただし上述の菅沼の証言によると暴力団構成員の3割は在日韓国・朝鮮人であり、多くの暴力団が右翼団体を傘下にもっていることを考えると、暴力団傘下団体では相当数の割合を占めているのは間違いないと思われる。
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