虚数の応用とは? わかりやすく解説

虚数の応用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 02:51 UTC 版)

虚数」の記事における「虚数の応用」の解説

通常は、様々なデータ表現実数用いられることが多い。しかし人の数を数えるのには役に立たない分数も石の大きさ比べるのには役立つし、物体重量記述するには役に立たない負の数借金の額を表すのには不可欠である。同様に信号処理制御理論電磁気学量子力学地図学等の分野記述するには虚数が必要となる。 例え電子工学では、電池生み出す直流電圧は+12ボルトや−12ボルト等と実数で表すが、家庭用交流電圧を表すには2つパラメータが必要となる。1つは、120ボルト等という振幅で、もう1つ位相呼ばれる角である。このような2次元の値は数学的に平面ベクトル複素数表されるベクトル表現では、直交座標系通常X成分とY成分表される一方フェーザ表示呼ばれる複素数表現では、2つの値は実部虚部となる。例え実部が 0 で虚部120純虚数は、位相90度で120ボルト電圧意味するいくつかのプログラミング言語複素数を扱うことができる。例えば、Pythonでは虚数単位に j を用いて次のように記述する(1行目の記号 > は入力であることを示すプロンプトであって、式の一部ではない。また、* は掛け算を表す記号である)。 >>> (5+2j) * (8+5j)(30+41j) MATLAB での例: >> (5+2j) * (8+5j)ans = 30.0000 +41.0000i>> (5+i*2) * (8+5j)ans = 30.0000 +41.0000i

※この「虚数の応用」の解説は、「虚数」の解説の一部です。
「虚数の応用」を含む「虚数」の記事については、「虚数」の概要を参照ください。

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