2J
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 04:52 UTC 版)
1970年のCan-Amシリーズに登場した2Jはシャパラルの最も特異なマシンである。いわゆるファン・カーに分類される(自動車レース史上さほど多くない)車の一台で、「バキュームクリーナー(真空掃除機)」とあだ名された。GM技術研究グループの実験車をシャパラルがレース用に改良したもので、車体内部の空気を強制的に吸い出すことで路面との間に負圧空間が生まれ、ダウンフォースが発生するというアイデアを実践している。車体の前輪より後ろは箱型のボディに覆われ、変速機上部に設置した274ccの補助エンジン(元はスノーモービル用)で17インチのファン2機を回し、車体後部から空気を排出する。さらにボディ下部をリアサスペンションと連動する可動式スカートで囲み、低圧状態を保持する仕組みも付けられた。ウィングでは低速コーナーでダウンフォースが不足するという問題があったが、この装置はどの速度でも常に大きなダウンフォースが得られるという利点があった。また、ファンから埃や小石を撒き散らすため、後ろを走るドライバーには迷惑がられたという。 エンジンは7.6リッター(465cu.in.)まで拡大。モノコックはアルミ製でフロントボディはFRP製、リアボディはアルミハニカム製。ラジエターはスペースの都合でフロントに戻された。後期型ではファンの駆動用ベルトがボディ内部から外側に移された。
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