藝術作品・文学作品・音楽等への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/28 14:33 UTC 版)
「エジプトのマリア」の記事における「藝術作品・文学作品・音楽等への影響」の解説
欧州ではよく知られる有名な聖人であり、数々の藝術作品においてエジプトのマリアは題材となってきた。 ロシアにおいては中世から現代に至るまで、多くのイコンが描かれて来た。 イギリスの劇作家・詩人:ベン・ジョンソン(1572年頃 – 1637年)による喜劇の登場人物の一人に取り上げられている。 スペインの画家:ホセ・デ・リベーラ(1591年 - 1652年)が絵画を描いている(右画像参照)。 フランスの小説家:オノレ・ド・バルザック(1799年 - 1850年)の短編小説「知られざる傑作」の中で、画家ポルビュスが描く作品の題材として取り上げられている。 フランスの画家:テオドール・シャセリオー(1819年 - 1856年)は、サン・メリ教会からの依頼でエジプトのマリアの一生を描いた壁画を制作した。 オーストリアの作曲家:グスタフ・マーラー(1860年 - 1911年)は交響曲第8番の声楽において、第2アルトにエジプトのマリアの役を当てている。エジプトのマリア役の第2アルトが歌う"Bei dem Arm, der von der Pforte, Warnend mich zurücke stieß, Bei der vierzigjähr'gen Buße, Der ich treu in Wüsten blieb,"(わたしを寺院の門外へと突き戻された戒めの御手。ただひたすらに砂漠で祈り上げ、忠実に勤めました40年間の懺悔。)という台詞は明らかに、教会の伝承内容に題材をとったものである。 イタリアの作曲家:オットリーノ・レスピーギ(1879年 - 1936年)と、イギリスの作曲家:ジョン・タヴナー(1944年 -)はオペラの題材とした。 日本人で正教徒でもあった詩人:鷲巣繁男(1915年 - 1982年)に、「エジプトの聖マリア」という詩がある。
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