蒸留術とアルコールとは? わかりやすく解説

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蒸留術とアルコール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 15:36 UTC 版)

クィンタ・エッセンチア」の記事における「蒸留術とアルコール」の解説

13世紀ヨーロッパでは、蒸留技術の向上によってワイン等からアルコール度の高い各種の「飲料」がつくられるようになった。これらは、血行よくするなどの医薬的な効用から「生命の水aqua vitae などと呼ばれて各地修道院修道士達によって製造・販売されるようになったそのうち循環蒸留という技術導入されるうになると、より純度の高いアルコールえられるようになった。高純度アルコールのもつ防腐剤強壮剤としての効果は、当時の人々驚かせた。とくに純粋アルコールは、火がつき燃えることから「燃えaqua ardens などと呼ばれ人々常識をくつがすその存在衝撃的でさえあった。 純粋アルコール驚くべき燃焼防腐強壮作用目の当たりにした中世人々なかには、「燃え」のこれらの特性天界構成すべき第五元素のそれに比類されると考えた者たちがいた。そして、この「燃え」は、天界元素一部間違って地上降りて自然物のなかに閉じ込められたと理解されるようになった。そこから発展してすべての自然物なかには天界物質たる第五元素比類する「精髄」(エッセンス)がふくまれていると考えられるようになった。この諸事物の深奥に秘められた星界元素痕跡は、第五精髄すなわりクィンタ・エッセンチア呼ばれるようになった

※この「蒸留術とアルコール」の解説は、「クィンタ・エッセンチア」の解説の一部です。
「蒸留術とアルコール」を含む「クィンタ・エッセンチア」の記事については、「クィンタ・エッセンチア」の概要を参照ください。

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