梁山市とは? わかりやすく解説

梁山市

(草羅城 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 13:58 UTC 版)

慶尚南道 梁山市
通度寺の大雄殿
位置
各種表記
ハングル: 양산시
漢字: 梁山市
片仮名転写: ヤンサン=シ
ローマ字転写 (RR): Yangsan-si
統計(2023年
面積: 485.55 km2
総人口: 355,122[1]
男子人口: 177,596 人
女子人口: 177,526 人
行政
国:  大韓民国
上位自治体: 慶尚南道
下位行政区画: 1邑4面8行政洞16法定洞
行政区域分類コード: ?
梁山市の木: ヒトツバタゴ
梁山市の花: モクレン
梁山市の鳥: 梁山市の鳥
自治体公式サイト: 梁山市
テンプレートを表示
梁山市庁

梁山市(ヤンサンし)は、大韓民国慶尚南道の東部にある市である。市のブランドスローガンは「Active Yangsan」。

概要

釜山広域市より北へ約25km、蔚山広域市より南西へ35kmと、2つの広域市の圏内に入っている。

市の中央北部に韓国100名山の1つである千聖山があり、山地が市の南端近くまで縦断している。このため市域はこれらにより東西の2つに大きく分かれている。西側は京釜高速道路が、東側は国道7号線が縦断している。

人口は2016年現在30万人ほどであり、年に7000~10000人ほど増加している。

歴史

  • 新羅のころは歃良州、統一新羅のころは良州と呼ばれていた。日本書紀の三韓征伐の場面の「草羅城」があった場所である。
    • 当時の管轄は今の釜山から慶州・浦項・大邱に及ぶ一帯であった。
  • 高麗時代に梁州に改められる。
  • 1403年李氏朝鮮太宗13年) - 梁山郡が改称した。
  • 1896年 - 慶尚南道の所属になる。
  • 1897年高宗34年) - 面の改編により、梁山郡に以下の面が成立(9面)
    • 梁山面・東面・上西面・下西面・上北面・下北面・左耳面・大上面・大下面
  • 1906年(8面)
  • 1912年4月1日 - 外南面が蔚山郡に返還。[2](7面)
  • 1914年4月1日 - 郡面併合により、釜山府左耳面・北面の各一部、蔚山郡三同面の一部を編入。梁山郡に以下の面が成立。(7面)
    • 梁山面・東面・上西面・下西面・上北面・下北面・熊上面
府令第111号
府令第111号
旧行政区画 新行政区画
梁山郡邑内面 다방동、이동、일동/삼동/서부동 일부、장동/서부동 일부/북안동 일부、명곡동、북안동 일부、북정동、산막동、호계동 梁山面 다방동、남부동、중부동、북부동、명곡동、신기동、북정동、산막동、호계동
梁山郡上北面 반회동/소석동 일부/(중북면)삼계동、대석동、소토동、소석동 일부/(중북면)계리동 上北面 석계동、대석동、소토동、소석동
梁山郡中北面 내석동、상삼동/좌삼동 일부/신전동 일부、신전동 일부、외석동、좌삼동 일부 내석동、상삼동、신전동、외석동、좌삼동
梁山郡下西面 원동/함포동/용포동 일부、명전동/내포동 일부、어영동/어포동、대리동、장선동/중선동 일부、범서동 일부/용포동 일부、명언동/지라동/범서동 일부/내화동/외화동 下西面 원동、내포동、영포동、대동、선동、서룡동、화제동
梁山郡下東面 검세리 일부 용당동
梁山郡上西面 학산동/화산동、증산동/사지동、가촌동、범어동、양동/교동、유산동 어곡동 上西面 華鶴洞、증산동、가촌동、범어동、교동、유산동、어곡동、
梁山郡下北面 신평동/순지동、서리동/지산동、초산동、성천동/답곡동/(언양군 삼동면)조일동 일부、삼수동、녹동/백학동、삼감동、용연동 下北面 순지동、지산동、초산동、답곡동、삼수동、백록동、삼감동、용연동
梁山郡東面 개곡동、본법동/창기동 일부、여락동/(부산부 북면)송정동 일부、외송동/사배동/(부산부 북면)녹동 일부、내송동、죽산동/계석동、금산동、가산동/(부산부 좌이면)공창동 일부 東面 개곡동、법기동、여락동、사송동、내송동、석산동、금산동、가산동
梁山郡熊上面 대주동 일부/용당동 일부、삼궁동/연호동/용당동 일부、명곡동、주남동/대주동 일부、백동/소주동、주진동、평산동/덕계동 일부、매곡동、덕계동 熊上面 용당동、삼호동、椧谷洞、주남동、소주동、주진동、평산동、매곡동、덕계동

行政

行政区域図

行政区域

行政洞・邑・面 法定洞・法定里
中央洞朝鮮語版 南部洞、多芳洞、明谷洞、北部洞、中部洞
梁州洞朝鮮語版 南部洞、中部洞
三城洞朝鮮語版 北亭洞、山幕洞、新基洞、虎渓洞
江西洞朝鮮語版 校洞、魚谷洞、由山洞
召周洞朝鮮語版 周南洞、召周洞、周津洞
西倉洞朝鮮語版 龍塘洞、三湖洞、椧洞
平山洞朝鮮語版 平山洞
徳渓洞朝鮮語版 徳渓洞、梅谷洞
勿禁邑朝鮮語版 凡魚里、佳村里、甑山里、勿禁里
東面朝鮮語版 内松里、沙松里、架山里、金山里、石山里、開谷里、余洛里、法基里
院洞面朝鮮語版 内浦里、西龍里、善里、大里、泳浦里、院里、花済里、龍塘里
上北面朝鮮語版 内石里、石渓里、所土里、外石里、新田里、左森里、小石里、上森里、大石里
下北面朝鮮語版 畓谷里、白鹿里、三帥里、龍淵里、草山里、芝山里、蓴池里、三甘里

警察

消防

教育

大学

4年制大学
  • 釜山大学校梁山キャンパス
  • 霊山大学校梁山キャンパス
2・3年制大学
  • 梁山大学校

図書館

  • 梁山市立図書館(勿禁邑にある)
    • 梁山市立熊上図書館
  • 梁山図書館(慶尚南道梁山教育支援庁が運営)

交通

鉄道

バス

  • 梁山市外バスターミナル 梁山駅から南へ300mほどに位置する。ソウル特別市へは東ソウル総合バスターミナルと1日6往復・ソウル南部市外バスターミナルと4往復が運行し、所要時間はどちらも4時間10分。蔚山へ1時間1~4本、金海・馬山(昌原市)・慶州/浦項へも1時間1本以上運行。その他晋州金海国際空港烏山/水原/安山などへの便がある。
  • 通度寺市外バスターミナル 市の北端近くで、通度寺観光の拠点となる。市外バス扱いになるものは釜山総合バスターミナル行きのみであるが、蔚山駅太和江駅方面への市内バス[16]も発着する。
  • 市内バス 市内だけでなく、釜山広域市・蔚山広域市へ運行する路線もある。また釜山と蔚山の市内バスも乗り入れている。釜山地下鉄・バスの乗り継ぎ割引も設定されている。

高速道路

  • 京釜高速道路(1号線)
    • 梁山サービスエリア(ソウル方向のみ) - 梁山ジャンクション - 梁山インターチェンジ - 通度寺サービスエリア(釜山方向のみ)
  • 中央高速道路支線(551号線)
    • 勿禁インターチェンジ - 南梁山インターチェンジ - 梁山ジャンクション

国道

名所

姉妹都市

韓国国内

韓国国外

メディア

韓国の地上波民間テレビ放送(SBS系列)は、広域市・道単位をエリアとすることが基本であるが、梁山市ではKNN(本社・釜山広域市)・蔚山放送の両方が中継局を設置しており、市内が両局のエリアに分割されている。またKBSMBCもそれぞれ釜山・蔚山の局のエリアがある。

脚注

  1. ^ 주민등록 인구통계 - 행정안전부”. 行政安全部. 2024年1月3日閲覧。
  2. ^ 朝鮮総督府令第35号 "경상남도 내 군의 관할구역 중 변경"(1912年3月22日)
  3. ^ 慶尚南道令第2号(1936年3月3日
  4. ^ 法律第2597号 시설치와군의폐치분합에관한법률(1973年3月12日
  5. ^ 大統領令第9409号 미금읍등53개읍설치에관한규정(1979年4月7日
  6. ^ 大統領令第10050号 京畿道始興郡儀旺邑等35個邑設置に関する規定(1980年10月21日
  7. ^ 大統領令第11027号
  8. ^ 大統領令第11772号 京畿道楊州郡檜泉邑等の邑の設置と邑の管轄区域変更に関する規定(1985年9月26日
  9. ^ 梁山郡条例第980号
  10. ^ 梁山郡条例第1288号
  11. ^ 法律第4802号
  12. ^ 法律第4994号 경기도파주시등5개도농복합형태의시설치등에관한법률(1995年12月6日
  13. ^ 양산시 나이를 아시나요?《오마이뉴스》2006年3月3日 전영준 기자
  14. ^ 梁山市条例第108号
  15. ^ 梁山市条例第571号
  16. ^ 太和江駅方面は梁山市内のバス業者が運行しているが、ナンバープレート、バス料金は蔚山市内扱いである。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「梁山市」の関連用語

梁山市のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



梁山市のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの梁山市 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS