芸脈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:53 UTC 版)
義太夫節 薩摩浄雲→虎屋源太夫→井上播磨掾(播磨節)→清水理兵衛 河東節 杉山丹後掾→江戸肥前掾(肥前節)→江戸半太夫(半太夫節)→十寸見河東(河東節創始) 一中節 伊藤出羽掾(出羽節)→二代目岡本文弥(文弥節)→都万太夫(都越後掾)→都太夫一中(一中節創始) 常磐津節 都太夫一中(一中節)→宮古路豊後掾(豊後節)→常磐津文字太夫(常磐津節創始) 富本節 常磐津文字太夫(常磐津節)→富本豊前掾(富本節創始) 清元節 富本豊前掾(富本節)→初代富本斎宮太夫→清元延寿太夫(清元節創始) 新内節 宮古路豊後掾(豊後節)→富士松薩摩(富士松節)→鶴賀若狭掾→鶴賀新内(新内節創始) 宮薗節 宮古路豊後掾(豊後節)→宮古路薗八(薗八節)→宮薗鸞鳳軒(宮薗節創始) 大薩摩節 享保年間に大薩摩主膳太夫が創始した江戸浄瑠璃の一派。文政年間に長唄演奏者の四代目杵屋三郎助に家元権が預けられ、2020年現在も長唄の演奏家により演奏される。ほかの浄瑠璃と同様の姿勢で演奏されるほか、立ち位置で演奏する歌舞伎の演出があり、このとき三味線演奏者は右足を四角錐状の足置きに乗せ膝上に三味線を載せて演奏し、太夫は原稿を手にもって語る。 また、桜井丹波少掾(和泉太夫)の創始した金平浄瑠璃は、後に歌舞伎の荒事に影響を与えた。半太夫節は河東節、長唄、地唄に、外記節は河東節に面影が残る。
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