井上播磨掾とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 井上播磨掾の意味・解説 

いのうえ‐はりまのじょう〔ゐのうへ‐〕【井上播磨掾】

読み方:いのうえはりまのじょう

[?〜1674?]江戸初期古浄瑠璃太夫京都の人。通称市郎兵衛後年大坂操り芝居興行豪快な曲を得意とし、愁嘆場にもすぐれ、その語り口義太夫節影響与えた


井上播磨掾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/04 14:27 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

井上 播磨掾(いのうえ はりまのじょう、1632年寛永9年)頃 - 1685年6月20日貞享2年5月19日)頃)は、江戸時代前期の浄瑠璃太夫である。幼名は市郎兵衛後に大和少掾。播磨節を創始した事で知られている。

経歴・人物

京都の生まれ。幼年の頃に御簾の作り職人として活躍していた。

後に大坂(現在の大阪市)に活動の場を移し、人形浄瑠璃をよくする。1658年万治元年)に大和少掾を受領され、通称を藤原貞則や藤原勝則と名乗る。後の1670年寛文10年)頃には播磨少掾を受領され、通称を藤原要栄と改名する。これによって、庶民からは井上播磨掾と呼ばれるようになった。

後に虎屋源太夫の門人となり、江戸金平浄瑠璃を学ぶ。これを参考にして上方(大坂)浄瑠璃を創作し、一躍有名となった。中でも播磨掾が創始した播磨節は修羅の勇敢、悲哀の概念の風流であり、後の宇治加賀掾や孫弟子の初代竹本義太夫等、多くの浄瑠璃太夫に大きく影響を与えた。また、演目数は100曲にも及んでいる。

主な作品

演目

  • 『頼光跡目論』

節事集

  • 『忍四季揃』

出典

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「井上播磨掾」の関連用語



3
播磨節 デジタル大辞泉
92% |||||

4
表具屋節 デジタル大辞泉
72% |||||


6
井上 デジタル大辞泉
16% |||||

7
14% |||||




井上播磨掾のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



井上播磨掾のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの井上播磨掾 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS