航空機の装置・技術に関すること
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 03:39 UTC 版)
「ブラッカムの爆撃機」の記事における「航空機の装置・技術に関すること」の解説
H2S イギリス空軍の爆撃機に搭載された航法用レーダー。電波を地面に向けて照射し、その電波のエコーによってレーダースコープに地形を映し出すことで、現在地や目標を把握するのに使われた。 リヒテンシュタインレーダー ドイツの夜間戦闘機が、暗闇で敵機を探すために使った八木・宇田アンテナのこと。現在各家庭にあるテレビ用アンテナと同じもの。岩波書店版の冒頭に掲載されている宮崎駿の漫画でも説明があるが、このアンテナを機首に取り付け、レーダーによって敵機を探した。同様のアンテナは戦時中は各国で使われたが、日本軍は当初は八木・宇田アンテナの有用さを認識しておらず、欧米の捕虜から話を聞くに及んで初めていかに役立つものかを理解したという。 三点着陸 主翼付近の主輪と機体尾部にある尾輪を持つ、尾輪式の航空機で用いられる着陸時の接地方法。着陸において接地する時に、速度をかなり落として機首あげ姿勢のまま、やや失速するようにして主輪と尾輪を同時に接地させる着陸方法。タウンゼンド大尉がやったような見事な三点着陸をするためには、速度や降下する速さ、機体の姿勢などを繊細に制御することが必要であり、それが出来るということは操縦士の高い技術を示すことでもある。
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