舞台の概略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 08:33 UTC 版)
「CVR チャーリー・ビクター・ロミオ」の記事における「舞台の概略」の解説
舞台中央に抽象化されたコクピットが設置されている他は、何も存在しない。コクピット後部は暗幕で仕切られており、時折その隙間から乗務員が出入りする。舞台全体は暗く、コクピットのある部分のみ淡い照明が当てられている(各事故の最後の一瞬まで照明に変化はない)。客席からは見えないが、コクピットにはモニタ画面が設置されているようで、エピソードによってはその光が俳優の顔をぼんやり照らしている。観客はちょうどコクピット正面の窓からコクピット内部を見るような視点で、俳優の演技と向き合うことになる。 舞台冒頭で客室乗務員による航空機の安全に関する説明が再現され、その中で演目の内容についても若干言及される。その後はひたすら各航空機事故におけるコクピット内のドラマが演じられる。各エピソードは暗転で区切られ、その間、舞台後方にその事故の結末と簡単な事故原因の紹介がテロップされる。 舞台左右と後方には巨大なスピーカー群が設置されており、コクピット内に響いていた(はずの)音響を克明に再現している。当然(墜落しなかった第1エピソードを除き)飛行機の最後の瞬間の衝撃音も再現されるが、衝撃音の長さや音質を実際のCVR記録に基づいて作成しているため、圧倒的なリアリティがある。なお、日本での上演に際しては、衝撃音のすさまじさに考慮して、希望者に予め耳栓が配布された。
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