興行の概要
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「荒川仁人 対 オマール・フィゲロア戦」の記事における「興行の概要」の解説
この興行『ノックアウト・キングス II』は、2012年9月にゴールデンボーイ・プロモーションズが主催して好評を博した『ノックアウト・キングス』の2回目である。同社とレイハ&バッタープロモーションズが共催し、セミファイナルの荒川対フィゲロア戦は帝拳プロモーションと提携して行われた。 興行主催者と契約する選手は全員が赤コーナーで戦う傾向にあるが、この日のトリプルメインイベントに登場したゴールデンボーイ・プロモーションズ契約選手(いずれもアドバイザーのアル・ヘイモンとも契約)のキース・サーマン、オマール・フィゲロア、アンドレ・ベルトのうち、赤コーナーについたのはサーマンのみであった。プロモーターやマッチメイカーは力の見合う者同士を対戦させるように見せかけながら、実際には自らの期待通りの結果が得られるように計画されている。しかし、主催者の意図に沿うものであったかどうかは別として、この興行ではいずれも実力伯仲の好試合が展開された。 サーマンの勝利には「ノックアウト・オブ・ザ・ナイト」(大会のベストKO賞)として1万ドルのボーナスが支給されたが、ファイナルでヘスス・ソト・カラスがベルトを打ち負かしたKO劇の方がより美しいハイライトであったとする声もあり、観客を本当にノックアウトしたのは皮肉なことにKO決着では終わらずに12ラウンドを戦ったフィゲロアと荒川だったという見方もあった。 荒川は上述のように開催地のサンアントニオに感謝の意を示したが、直前の試合で勝者としてインタビューを受けたサーマンは、「ここでこの街にも感謝したい、サンディエゴ!」と都市名を間違えて叫び、大ブーイングを受けていた。 同日、HBO2とウニマスでは、ジェネシス・セルベニアと冨山浩之介による9ラウンドの好試合などが中継された。
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