自治体化の推進
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 22:35 UTC 版)
「フルトン郡 (ジョージア州)」の記事における「自治体化の推進」の解説
1970年代以降、サンディスプリングス市住人は独自の法人化を行うために長い間戦ってきた。その動きは何度もアトランタの民主党に阻止されたが、2002年と2004年の選挙で州政府の支配力が郊外型共和党に移ったことにより、市創設の運動がその機を掴んだ。 州議会は2005年に市の創設を認め、現存する市から3マイル (4.8 km) 以内に都市を設立することを禁じていた既存州法を停止した。都市が州内で認められる自治体の唯一の形態である。サンディスプリングス市住人は2005年6月21日に行われた住民投票で、94%が賛成して市憲章を批准した。新市は同年12月1日深夜に公式に法人化された。 サンディスプリングス市の創設により、全郡の自治体化に拍車が掛けられ、全地域を市に法人化する試みとなった。このことは実質的に未編入領域で自治体としてふるまう郡の自治権を排除することになり(州全体では1960年代のジョージア州憲法修正で認められた)、全体が州政府の直轄となる状態に戻すことだった。 2006年、州議会は新市、ミルトンとジョンズクリークの創設を承認し、郡北部は完全に自治体化された。2つの新市の憲章は、2006年7月18日の住民投票で圧倒的多数で批准された。 郡南西部のチャタフーチーヒルズ(カスケード・パルメット・ハイウェイの西側)の有権者は2007年6月に法人化を圧倒的多数で承認した。この市は2007年12月1日に法人化された。 州議会はサウスフルトンと呼ばれる新市を作る提案も承認した。その市域は2007年7月1日時点で未編入領域を含んでいた。この市ができると、既存の多くの市に拡張余地が無くなることから併合を提案したので、幾つかのコミュニティは法人化案を取り下げた。 提案されていたサウスフルトン領域の有権者は2007年9月の住民投票で、圧倒的にその案を否決したが、再度の住民投票で市設立が可決され、2017年に新市が設立された。このため、現在同郡では市制化されていないのはサウスフルトンインダストリアル地区だけである。このため、フルトン郡は大半の自治体サービスの提供を停止した。
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