臨時点火
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:50 UTC 版)
大文字は節目節目の慶事などで点火されることがある。ただし現在、地元ではこのような点火には抵抗が強いようである。 1890年(明治23年) 4月8日、琵琶湖疏水開通を祝して点灯。 1891年(明治24年) 5月9日、ロシア皇太子(ニコライ2世)の来日・来京を歓迎するため、大文字、左大文字、船形、妙法の点火が計画された。実際に点火も行われたと見られる。 1895年(明治28年) 5月15日、日清戦争の勝利を記念し、「祝平和」の文字が灯された。 1905年(明治38年) 6月1日、日本海海戦での大勝利を祝い、第三高等学校生徒650名により、大文字の点火が予定された。ただし新聞には実際に点火されたとの続報はなく、また6月10日に人文字のかたちで行われたとの説もある。 11月25日、日本海海戦大勝利の立役者にして連合艦隊の指揮艦、東郷平八郎提督の凱旋を歓迎し、大文字が灯された。 1935年(昭和10年) 4月3日、前年の室戸台風で甚大な被害を被った東山の木々を慰めるために点火された。東山国有林は全面積が251ヘクタールあるが、その内58ヘクタールが立木に30%以上の被害を受けた。その後清水山では景観回復のために植栽が行われている。 2000年(平成12年) 大晦日 21世紀の到来を記念して21時から「五山」の送り火が灯された。京都新聞によれば、五山揃って8月16日以外に点火されたのは前例がないことであるという。
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