臨時災害放送局としての放送の終了
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「おながわさいがいエフエム」の記事における「臨時災害放送局としての放送の終了」の解説
2016年(平成28年)3月29日をもって臨時災害放送局としての放送を終了、正午に停波した。女川町の復興がある程度の段階に達したこと、そして運営スタッフが不足してきたことが理由とされている。最後の放送には女川町長の須田善明が生出演し、閉局を迎えるにあたっての思いを語り、最後の1曲として、「震災後、自粛を余儀なくされてきたが、待ち望んだ1曲。女川さいがいFM閉局のタイミングだからこそかけられる1曲」「名曲がある。その曲に罪があるわけじゃない。歌い継がれ、語り継ぐことに意味があり、人々の心に届く」と前置きし、震災以降メディアで流すことやアーティスト自身が演奏することを自粛していたサザンオールスターズの「TSUNAMI」がOAされた。なお、それに対する抗議や非難の手紙・メールは一切なく、むしろ歓迎する内容のものが多かったという。 なお、この前段として、同局の存在や放送終了を知ったサザンオールスターズの桑田佳祐、原由子夫妻が終了を労いたいとして、2016年3月26日に女川町と同局を訪れている。もともとは桑田がお忍びで訪問するという話だったが、どうせならライブを見せたいという話になり、TOKYOFMで毎週生放送している自身のレギュラー番組『やさしい夜遊び』との相乗り企画として、シークレットライブの生放送を行った。女川さいがいFMで「閉局記念の公開イベントを行う」という呼びかけに応じて集まった女川町民50名を招待し、女川駅2Fの温泉施設「ゆぽっぽ」宴会場スペースに特設ステージを設置し、サザンやソロのヒット曲を中心としたスペシャルライブを開催した。このライブの模様は後に桑田のソロシングル「ヨシ子さん」にもボーナストラックとして収録されている。
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