左大文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 07:46 UTC 版)
所在地:京都市北区大北山鏡石町(おおきたやまかがみいしちょう) 山名:大文字山。区別のため左大文字山とも呼ばれることもある。標高約230メートル 火床:53ヶ所 大きさ:一画48m、二画68m、三画59m 保存会:法音寺の(元)檀家による世襲。35世帯(1990年) 1658年の『洛陽名所集』には記載が無く、1673-1681年の『山城四季物語』に記載があることから、この間の期間に始まったのではないかとみられている。成立について特に伝承や記録などは残っていない。この山は険しい岩山であり、かつては杭を立てた上にかがり火のかたちで送り火を行っていた。固定された火床もなく、かつては荒縄を張るなどして形を決めていたため、毎年形が変わっていたと言う。2011年現在は栗石とコンクリートで作られた53の火床が使用されている。また、大文字は一斉点火であるが、左大文字は筆順に沿って点火される。 1960年(昭和35年)に、火床を「大」の字各方面に2床ずつ、合計10床増加させた。8月の上旬には、保存会の手により、法音寺に高燈籠が掲げられる。
※この「左大文字」の解説は、「五山送り火」の解説の一部です。
「左大文字」を含む「五山送り火」の記事については、「五山送り火」の概要を参照ください。
- 左大文字のページへのリンク