育成牛
子牛を成牛まで育てることを「育成」といい、乳牛の場合、生まれてから初回の分娩までの期間を指しますが、一般には離乳するまでの牛を「哺育牛」(哺乳牛)、離乳から初回受胎までの牛を「育成牛」、 受胎から初産までの牛を「未経産牛」(初妊牛)と呼んでいます。 |
育成牛の発育の善し悪しは、繁殖能力や乳の分泌能力に影響するといわれ、酪農技術の重要な ポイントになっています。 育成は、 を目標とします。 |
5〜6カ月齢までは 育成牛専用の牛舎 で飼われますが、第一胃の発達した(発酵が活発になり 飼料が十分消化できる)牛の育成は、放牧地に出して自由に採食・運動させます。 本格的な放牧は、8〜10カ月齢以降で、牛が放牧地の環境に慣れるように始めは時間放牧とし、 徐々に全日放牧にしたり、飼料から青草にするなど、急激な変化を避けて育てます。 |
搾乳を行わず育成牛のみを飼養する農家のことです。現在、全酪農家の6%弱。 一戸当たり育成牛頭数も3〜4頭と少頭数です。 <ミルククラブ情報誌'94 WINTER vol.10より> |
育成牛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:02 UTC 版)
離乳からはじめて子牛を産むまでの期間を育成牛と呼ばれる。 生後14か月 - 16か月で初めての人工授精が行われる。妊娠後、約9か月で分娩する。牛舎内で飼育される牛は運動量が少ないため、自力で出産することが困難であり、人の介助が必要であることが多い。寒冷地域での分娩では、畜主の監視外での自然分娩によって出生子牛が凍死することも少なくない。
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