線積分とは? わかりやすく解説

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線積分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 16:01 UTC 版)

積分法」の記事における「線積分」の解説

詳細は「線積分」を参照 積分概念はもっと一般積分領域にも拡張することができる。例え曲線曲面積分領域とする積分は、それぞれ線積分や面積分呼ばれる。これらはベクトル場を扱うような物理学応用を持つ。 線積分は曲線沿って評価され関数積分である。線積分にも様々なものがあり、特に閉曲線に関する線積分を周回積分などとも呼ぶ。 積分対象となる関数スカラー場であるかもしれないし、ベクトル場であるかもしれない。線積分の値というのは、曲線上の各点における場の値に曲線上の適当なスカラー関数(普通は弧長、あるいはベクトル場に対して曲線における接ベクトルとの内積)を重みとして掛けたものの和である。この重み付けこそが、線積分と通常の区間上で定義される積分とを区別するのである物理学における簡単な公式の多くは、線積分を用いることで自然に連続的な類似対応物に書き換えることができる。例えば、力学における仕事が力 F と移動距離 s との積(ベクトル量としての点乗積W = F ⋅ s {\displaystyle W=\mathbf {F\cdot s} } に等しという事実から、電場重力場のようなベクトル場 F 内の曲線沿って動く物体に対してその物体が場によって及ぼされる仕事総計が、s から s + ds まで移動する間に受ける仕事足し合わせる考えることにより、線積分 W = ∫ C Fd s {\displaystyle W=\int _{C}\mathbf {F} \cdot d\mathbf {s} } で求められる

※この「線積分」の解説は、「積分法」の解説の一部です。
「線積分」を含む「積分法」の記事については、「積分法」の概要を参照ください。

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