緑色党の結成
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2011年3月11日、日本で発生した福島第一原子力発電所事故をきっかけに高まった脱原発の機運を背景に緑色党結成への準備が進められた。2011年10月に創党準備委員会を発足させ、各地で政党の結成に必要な党支部づくりを進め、2012年4月の第19代総選挙を前にした3月4日に創党大会を開いた。国会議員からの参加者はなかったが、無所属の地方議員2名が合流した。 創党大会では、党首にあたる共同運営委員長に金ソクボン前環境運動連合代表と、李ヒョンジュ創党準備委員が選出された。同時に採択された綱領で緑色党を「成長と物神主義、経済至上主義を超える政党」「化石燃料を超える太陽と風の政党」「緑色価値の政党」「反政党の政党」と定義した上で、「生態的知恵(英語版)」「社会正義」「直接参与草の根民主主義」「非暴力平和」「持続可能性」「多様性尊重」を掲げた。 4月の総選挙では、古里原子力発電所がある釜山広域市海雲台区・機張郡乙選挙区とハヌル(旧蔚珍)原子力発電所がある慶尚北道蔚珍郡・盈徳郡・英陽郡・奉化郡選挙区で候補を擁立する他、比例代表にも候補を3名擁立した。しかし、地域区候補は全て落選、比例代表でも0.43%の支持に留まり議席を得ることはできなかった。
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