緋文字とは? わかりやすく解説

ひもんじ【緋文字】


緋文字

作者N.ホーソーン

収載図書集英社ギャラリー世界文学16 アメリカ 1
出版社集英社
刊行年月1991.1

収載図書世界文学セレクション36 12 ホーソン・ポー 〔新装版
出版社中央公論社
刊行年月1994.3


緋文字

作者上林暁

収載図書上林暁全集 9 小説 増補決定版
出版社筑摩書房
刊行年月2001.2


緋文字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/29 05:19 UTC 版)

緋文字
The Scarlet Letter
初版本の表紙
著者 ナサニエル・ホーソーン
発行日 1850年
発行元 ティックノア・アンド・フィールズ
ジャンル ロマンティック・フィクション、歴史劇
アメリカ合衆国
言語 英語
形態 文学作品
次作 『七破風の屋敷』
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緋文字』(ひもんじ、: The Scarlet Letter)は、ナサニエル・ホーソーンによって執筆され、1850年に出版されたアメリカ合衆国ゴシック・ロマンス小説であり、多くの場合ホーソーンの代表作であると考えられている。17世紀のニューイングランド(主にボストン)のピューリタン社会を舞台に、姦通の罪を犯した後に出産し、その父親の名を明かすことを拒み、悔恨と尊厳の内に新しい人生を打ち建てようと努力する女性ヘスター・プリン英語版の物語を描いている。この物語を通じて、ホーソーンは神の赦しと律法主義、罪悪についての問題を模索している。

作品概要

序章

セイラム税関事務所

『緋文字』の物語は、語り手により、プリンと彼女の身に起きた出来事の証拠書類の発見が語られる「税関」と題された序章から始まる。語り手は自分がその書類に巻かれていた布に触れた時に、「焼かれるような熱さを……まるでその文字が赤い布でなく、赤熱した鉄であるかのような熱さを(burning heat...as if the letter were not of red cloth, but red hot iron)」感じたと述べている。記録によれば、ナサニエル・ホーソーンは実際にマサチューセッツ州セイラム税関で数年にわたり勤務しており、管理機構の変化により最終的にその職を失った。

本編

ヘスターとその娘であるパール。ヒューズ・メール英語版画。

ニューイングランドのある村に住まうヘスター・プリンには夫がいたが、数年前に家を出て以来消息を絶っていた。彼女は村の牧師ディムスデールと愛し合い、娘パールをもうけた。姦通の罰として彼女は姦婦(adulteress)を示す赤いAの字を服につけさせられたが、彼女は赤ん坊の父親が誰であるかをなかなか言わなかった。ディムスデールは自分も罰を受けたいと申し出たが、村で尊敬されている牧師がそのようなことをすれば大騒ぎになるため、なかなか言い出すことができなかった。 そこへ、へスターの夫がロジャー・チリングワースという名前の医師として村に戻ってきた。彼はヘスターの姦通の相手がディムスデールであることを見抜き、彼らを追い詰めた。 そして、ディムスデールは村人たちの前で自分がヘスターの姦通の相手であることを明かして息絶えた。 その後、ヘスターもロジャーも死に、遺されたパールがヨーロッパで幸せに暮らしていることを暗示して物語は終わりを迎えた。

日本語訳(現行)

関連作品

なお、イ・ウンジュ主演の韓国映画『スカーレットレター』(2004年)はこの作品を映画化したものではない。

外部リンク


緋文字(ひもんじ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:38 UTC 版)

文豪ストレイドッグス」の記事における「緋文字(ひもんじ)」の解説

自身血液聖なる文字変えて操る異能弾丸如く飛ばしたり、障壁作る、敵を縛る、血溜まりからの文字射出、さらに、虚空固定した緋文字を踏むことで空中歩行が可能。しかし所詮は血液でできているため水に薄まり溶けてしまう模様系統としては芥川の「羅生門」に近い異能

※この「緋文字(ひもんじ)」の解説は、「文豪ストレイドッグス」の解説の一部です。
「緋文字(ひもんじ)」を含む「文豪ストレイドッグス」の記事については、「文豪ストレイドッグス」の概要を参照ください。

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