結果と解釈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/24 01:30 UTC 版)
マウナロア観測所での測定により、大気中の平均CO2濃度が1958年3月の313 ppmvから2018年11月の406 ppmvまで、毎年~2 ppmvの安定した増加を示した。この大気中のCO2は化石燃料の燃焼によるもので、近年加速している。CO2は温室効果ガスであり、地球温暖化に大きな影響を与える。 極地の氷床コアに閉じ込められた古い時代の気泡の平均CO2濃度の測定値は、完新世(紀元前 9,000 年以降)では 275から285 ppmvの間であったが、19 世紀初頭から急激に上昇し始めた。 また、キーリング曲線は、毎年約5 ppmvの周期的な変動を示しており、これは世界の陸地の植生によるCO2取り込み量の季節的な変化に対応している。この植生の大部分は、陸地の大部分を占める北半球にある。新しい植物の成長がCO2を光合成によって大気中から吸収するため、5月の最大値から、北半球の春と夏の間に減少する。9月に最小値に達した後、植物や葉が枯れて朽ち果てるとCO2は大気圏に戻り、北半球の秋から冬にかけて再び上昇する。
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