終盤の展開とその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:59 UTC 版)
「帰ってきたウルトラマン」の記事における「終盤の展開とその後」の解説
ドラマ部分として郷の私生活は、坂田家で1人生き残った次郎と、隣人で次郎の姉代わりとなったルミ子を中心に描かれる。特撮部分の強化策として怪獣とそれを操る宇宙人の2体セットでの登場を増やし、娯楽性が強調された。この時期の視聴率(#放映リストを参照)は常に25%以上で推移しており、第2期ウルトラシリーズでは最高視聴率を記録した時期である。 第51話では、バット星人が地球侵略に出ると同時に、その同族たちがウルトラの国に全面戦争を仕掛ける。MAT基地を破壊され、次郎とルミ子を拉致されるなど、郷=ウルトラマンとMATは最大の危機に陥る。自ら操るマットアローが撃墜される寸前にウルトラマンに変身した郷に対し、バット星人は自ら育て上げたゼットン(二代目)とともに襲い掛かる。2体がかりの攻撃でウルトラマンを苦しめるが、ブレスレットの能力と自身が編み出した新必殺技「ウルトラハリケーン」でバット星人とゼットンは倒され、ウルトラマンは勝利する。そして、郷はバット星の艦隊からウルトラの星を守るために次郎とルミ子に別れを告げ、2人にはウルトラマンとしての正体を明かしつつ地球を去ることで、物語は幕を閉じる。 本作品での歴代ウルトラマンの客演は好評を博し、『ウルトラマン』の最終回(第39話)に登場したゾフィーが長兄に当たる「ウルトラ兄弟」という、雑誌上で設定された捉え方がテレビ作品に導入される一種の「逆流現象」につながった。第51話でのバット星人のセリフにはウルトラ兄弟が明確なものとして用いられており、次作『ウルトラマンA』から本格的にその設定が多用されていく。
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