系統品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 21:34 UTC 版)
アサクラザンショウ(朝倉山椒、Z. piperitum (L.)DC forma inerme (Makino) Makino) 突然変異で現れた、棘の無い栽培品種を言う。江戸時代から珍重されていた。実生では雌雄不定でかつ棘が出てくるので、主に雌株を接ぎ木で栽培した物を朝倉山椒として販売している。 ヤマアサクラザンショウ(山朝倉山椒、Z. piperitum (L.)DC forma brevispinosum Makino) 棘が短い。普通の山椒と朝倉山椒の中間に位置する。山野に自生する品種である。 リュウジンザンショウ(竜神山椒、Z. piperitum (L.)DC forma ovalifoliolatum (Nakai) Makino) 小葉が卵形で3-5枚と少ない。食用とされ、薬用とはされない。和歌山県竜神地方産。 ブドウザンショウ(葡萄山椒) アサクラザンショウから派生した系統とされる。小さいものの、枝に棘が有る。樹高が低く、果実が大粒で葡萄の房のように豊産性であるため、栽培に適している。雌株を接ぎ木で栽培している。 タカハラサンショウ(高原山椒) 飛騨地方の高原川流域で栽培されている品種でアサクラサンショウやブドウサンショウと比較すると小粒だが、香りの良い品種である。
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