米原操車場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 14:56 UTC 版)
米原操車場は米原駅構内に設けられた操車場である。作業はJR西日本が行っている。電報略号はマイソである。下りは貨物1 - 6番線、上りは貨物1 - 5番線を持ち、琵琶湖線の上下線の間に位置する。現在では運転停車、東海道本線上り(東京方)と北陸本線の貨物列車の折り返し、機関車付け替えの役割を担っている。かつては米原に来た貨物列車を分解し、各方面ごとの列車に組成していた。 東海道本線では平均50 kmに1駅の配置であるが、京都貨物駅と岐阜貨物ターミナル駅の104 kmは空白で、県内の物流は双方からトラックで輸送する方法に頼らざるを得ないのが現状である。これを解消しようと、2002年(平成14年)には着発線荷役方式でコンテナ荷役のできる米原貨物ターミナル駅設置が新規事業化された。国の交通結節点改善事業を受けて整備が進められようとした。この貨物ターミナル駅が完成すると滋賀県の人口の約50%が駅勢圏としてカバーできる。敷地面積3.6 ヘクタール、最長26両編成に対応するため延長550 mで荷役作業帯・コンテナ置場を含めた幅33 mのコンテナホームを整備し、荷捌施設やトラック専用駐車場を設置する計画で、工期は3年を見込まれていた。貨物ターミナルはJR貨物、アクセス道路は国土交通省が整備する方針だった。しかし、2022年(令和4年)になって収支を見込めないとして貨物ターミナル駅事業は中止となった。 鉄道総研 風洞技術センター 貨物ターミナル建設予定地
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