第4次合併
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 14:26 UTC 版)
この合併は木田郡屋島町、古髙松村、木太村、香川郡太田村、鷺田村の5町を同時に合併するというこれまで高松市が経験したことの無い大規模なものであった。そのため受け入れる側の高松市を始め関係1市5町村は特に慎重な態度で協議に臨んだ。1938年(昭和13年)10月28日それまで個別に打ち合わせをしてきた関係町村の代表者が高松市役所に集まり、第一回合併協議会を開いた。それ以降翌1939年(昭和14年)11月まで10数回の合併協議会を重ねた末、市と町村側の意見が概ねまとまったため、1939年(昭和14年)12月27日に当時の香川県知事、藤岡長敏は関係市町村に対し合併諮問案を送った。合併諮問案を受け取った各市町村は1940年(昭和15年)1月8日それぞれ市町村会を開いて合併を承認する答申の手続きを行い、県会も1月23日の会議で合併に基づく境界変更を議決、県知事から内務大臣、小原直へ合併の許可を願い出た。1940年(昭和15年)1月26日付けで内務大臣(小原が更迭され児玉秀雄)から許可書が届き、2月4日付の県令第85号を以って5町村の高松市への合併を告示した。そして紀元節である1940年(昭和15年)2月11日、1市5町村の合併が実現した。当時の香川新報の見出しには「榮光永遠に輝き歡喜に脈打つ大高松」とあり、当時のこの合併に懸ける期待がいかに大きかったかわかる。 旧町村の地域には以下の町名が設定された。 旧屋島町地区(3町) 屋島東町、屋島中町、屋島西町 旧古髙松村地区(3町) 高松町、春日町、新田町 旧木太村地区(1町) 木太町 旧鷺田村地区(12町) 室町、室新町、紙町、三條町、西春日町、東ハゼ町、西ハゼ町、田村町、上天神町、勅使町、松竝町、峰山町 旧太田村地区(7町) 太田上町、太田下町、松繩町、今里町、伏石町、上福岡町、観光町
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