第3幕『ブライアンの誘惑』(The Temptation of Brian)
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「モンティ・パイソン ノット・ザ・メシア」の記事における「第3幕『ブライアンの誘惑』(The Temptation of Brian)」の解説
♪「ブライアンの誘惑」 - "The Temptation of Brian"(マーサー、ファーガソン、アイドル、プラウライト→ファーガソンのソロ、合唱団) ブライアン(ファーガソン)が男としてしっかり成長したことが、ストーリーテラー(マーサー)によって、性欲の部分を中心に語られる。途中でブライアンは、母マンディに自慰行為を見つけられた上、行きたくもない「石投げ」に誘われる。ブライアンはローマ人から自分たちユダヤ人を自由にしたいという展望を語る。 途中から曲がポップ調のハレルヤに変わり、ソリスト4人とアイドルはタンバリンを片手に歌い出す。 マンディの告白(台詞:プラウライト、ファーガソン) ブライアンの夢を聞いていたマンディは、ブライアンの父がローマ人であると告げ、彼の夢を挫く。 途中、合唱団による「悲しみの歌」などが挿入されかかるが、マンディの一喝でその都度中断される。 母親の敵を討つため、ブライアンは反体制派グループに入ることを決意する。 ♪「ローマ人の贈り物」 - "What Have The Romans Ever Done For Us?"(アイドル、ソリスト4人、合唱団) 反体制派グループ「人民戦線ユダヤ」のリーダー・レッジ(パーヴィス)は、「ローマ人が何をしてくれたと言うんだ!」として、反体制の煽り文を考えようとする。しかし途中他のメンバー(アイドル、ソリスト3人)により、公衆衛生や教育、平和など次々にローマ人の功績が見つかる。 ♪「人民戦線ユダヤ」 - "The People's Front of Judea"(アイドル、ソリスト4人、合唱団) レッジは自分たちが、類似の団体とは違い、「人民戦線ユダヤ」という名前だと歌い上げ、メンバーは(1人を除いて)全員、喜んで命を投げ出すとブライアンに告げる。グループのメンバー・ジュディス(マーサー)は自分も同じ志があると歌い、ブライアンといい仲になる。 ♪「夢は女の子」 - "I Want to Be A Girl"(アイドル、マーサー、パーヴィス(台詞)、ファーガソン) グループのメンバー・スタンは、レッジの出す動議文に、やたらと「女性」を加えるよう求める。苛立ったレッジがスタンを問い詰めると、会場の照明はピンク色になり、彼は女性になりたい願望を歌い出す。一方のジュディスは、ブライアンの恋人になりたいと歌い出し、ブライアンはそれを受け入れる。スタンの「今日からロレッタと呼んでほしい」との言葉で歌は終わる。 「ロレッタと呼んでほしい」のくだり、レッジの「どこで胎児を育てる?」・ジュディスの「出産の権利はあるわ」という会話は、映画版からの引用である。 ♪「市場のから騒ぎ」 - "The Market Square"(パーヴィス、アイドルとソリスト3人(台詞)) ローマ帝国軍がグループのアジトに押し入り、ブライアンは市場へと逃げ込む。そこには沢山の説教師がいた。ブライアンは適当に説教をするが、ひょんなことから「救世主」(メシア)と勘違いされる。ストーリーテラーはパーヴィス。 ♪「神の子」 - "You're The One"(プラウライト、マーサー、合唱団) ブライアンは民衆から救世主として崇拝され、彼を讃える歌が歌われる。ブライアンはあまりの騒ぎに、助けを求める。 会場では、観客と合唱団・ファーガソン以外のソリストたちに配られたペンライトが振られる。曲の途中で突然、バグパイプ集団が両脇から現れる。
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