第3幕「首領コッパーニュ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 15:04 UTC 版)
「国王イシュトヴァーン」の記事における「第3幕「首領コッパーニュ」」の解説
コッパーニュは自分の支持者を呼び集め、輝かしい未来を約束し、戦いに備えさせる。コッパーニュの下に集まった人々はその呼びかけに熱狂的に応える(Szállj fel, szabad madár)。 コッパーニュは野営テント内に自分の若く美しい妾達と座す。彼女らはコッパーニュを優れた夫、恋人として激賞する(Te vagy a legszebb álmunk)。その時3人の日和見主義的な貴族が、今度はコッパーニュの前に現れる。3人の貴族はイシュトヴァーンを暗殺する様々な方法を提案するが(Abcúg István)、コッパーニュは彼らを追い払う。コッパーニュは正々堂々と、名誉をもって戦うことを望んでいた。コッパーニュはシャーマンのトルダと支持者達に、イシュトヴァーンとその軍勢に面と向かって対峙することを誓う(Szemtől szembe)。トルダはコッパーニュの勝利を異教の神々に祈り、生贄をささげる(Áldozatunk fogadjátok)。 レーカは父が死ぬという悪夢を見る。レーカはコッパーニュに争いを求めないよう哀願する。イシュトヴァーンはコッパーニュに対し、ローマ教会に従うならば大首長の座を明け渡すと申し出るが、コッパーニュのキリスト教の司祭に対する嫌悪や、国を勝ち取ろうとする決心は強く、いまや平和を求めるには「遅すぎる」と伝える(Elkésett békevágy)。 トルダはコッパーニュと彼の軍勢に、戦いの象徴である血塗られた剣を与える。トルダは、コッパーニュが勝利すればハンガリーの地に輝かしい未来が訪れると預言する。かくして戦いが開始され、イシュトヴァーン側の勝利で終わる(Véres kardot hoztam/Vezess minket, István!)。
※この「第3幕「首領コッパーニュ」」の解説は、「国王イシュトヴァーン」の解説の一部です。
「第3幕「首領コッパーニュ」」を含む「国王イシュトヴァーン」の記事については、「国王イシュトヴァーン」の概要を参照ください。
- 第3幕「首領コッパーニュ」のページへのリンク