第2次改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 15:46 UTC 版)
「釜石鉱山鉄道E形蒸気機関車」の記事における「第2次改造」の解説
1939年には輸送力強化を図る必要から、本形式についても改造が実施され、原形を留めないほどの設計変更が実施された。 モデルとなったのは同年より日立製作所で製造が開始された20t級C形機である2000形や、それに先立つ1933年より日本車輌製造をはじめとする各社で製造が開始されていた同じく20t級C1形機のC1 20形であったと見られ、特徴的であった既存のボイラーを廃棄して一般的な構造のストレートボイラーに換装、台枠は内側台枠式に、水タンクは視界確保のために前部を斜めに削った新品に置き換え、運転台もこれに合わせて新製交換、そして変則的配置であったシリンダは第一動軸前に向きを反転の上で戻されるなど、通常構造への改造が実施された。 これにより、ボイラーの使用圧力こそ13気圧に向上したが、火床面積や煙管の全伝熱面積などは従来よりも縮小され、自重は10.75tから15.0tに増大した。 こうした改造により本形式は、最終的に立山重工業などの産業用蒸気機関車と何ら変わらない外観となっている。 なお、本形式のこの時点での形式はB11、番号は151であったとされる。
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