第10、第11の哨戒 1944年7月 - 11月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/22 18:20 UTC 版)
「グリーンリング (潜水艦)」の記事における「第10、第11の哨戒 1944年7月 - 11月」の解説
7月9日、グリーンリングは10回目の哨戒でセイルフィッシュ (USS Sailfish, SS-192) およびビルフィッシュ (USS Billfish, SS-286) とウルフパック "Moseley's Maulers" を構成し東シナ海、ルソン海峡方面に向かった。8月8日、グリーンリングは北緯19度50分 東経119度58分 / 北緯19.833度 東経119.967度 / 19.833; 119.967の地点でトロール船を発見。4インチ砲、40ミリ機関砲、20ミリ機銃を全て使ってトロール船を撃沈した。9月12日、グリーンリングは63日間の行動を終えてミッドウェー島に帰投した。グリーンリングは、いまやベテランとなった。 10月5日、グリーンリングは11回目の哨戒で日本近海に向かった。10月13日、この日は13日の金曜日であったが、北緯28度20分 東経143度18分 / 北緯28.333度 東経143.300度 / 28.333; 143.300の地点で中型輸送船を発見して魚雷を4本発射するも、確認は爆雷攻撃に妨げられた。10月23日午後には後部発射管室で火災が発生するが、火は間もなく消し止められた。11月7日夕刻、グリーンリングは北緯34度32分 東経138度33分 / 北緯34.533度 東経138.550度 / 34.533; 138.550の石廊崎沖で5隻の輸送船からなる輸送船団を発見し、魚雷を4本発射。魚雷は2隻の小型タンカー、第八桐丸(山陽燃料汽船、945トン)と興太丸(近海油槽船、959トン)に命中しこれを撃沈した。攻撃後もグリーンリングは同海域に留まった。11月10日朝、グリーンリングは3日前とほぼ同じ北緯34度30分 東経138度34分 / 北緯34.500度 東経138.567度 / 34.500; 138.567の御前崎灯台東方海域で第7110船団を発見。9時39分、グリーンリングは魚雷を輸送船神祐丸(岡田商船、6,956トン)と第46号哨戒艇に向けて発射し、魚雷は第46号哨戒艇の一番煙突下右舷側に命中して第46号哨戒艇は艦体が2つに折れて沈没した。残りの哨戒期間は、救助任務にあてられた。11月23日、グリーンリングは48日間の行動を終えて真珠湾に帰投した。
※この「第10、第11の哨戒 1944年7月 - 11月」の解説は、「グリーンリング (潜水艦)」の解説の一部です。
「第10、第11の哨戒 1944年7月 - 11月」を含む「グリーンリング (潜水艦)」の記事については、「グリーンリング (潜水艦)」の概要を参照ください。
- 第10、第11の哨戒 1944年7月 - 11月のページへのリンク