第10、第11の哨戒 1944年4月 - 9月
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「ツナ (潜水艦)」の記事における「第10、第11の哨戒 1944年4月 - 9月」の解説
4月24日、ツナは10回目の哨戒でパラオ方面に向かった。5月4日、ツナは機密資料を積んでウェーク島の方角に向かう特設監視艇但馬丸(兵庫県、89トン)を発見。20ミリ機銃で射撃すると、但馬丸が反撃してきた。ツナは備砲で但馬丸を砲撃し、10分後に撃沈した。海上に機密資料と日本人乗組員が散乱し、ツナはそれらを拾い上げる作業を行った。そこにハダック (USS Haddock, SS-231) が合流し、ツナは30通ほどの機密資料を捕獲した他、3名を捕虜にして、そのうちの1人はのちに死亡した。ハダックも2名を捕虜にした。5月14日にはファイス島のリン酸塩生産施設に対して24発の砲弾を撃ち込んだ。6月21日、ツナは56日間の行動を終えてマジュロに帰投した。 7月15日、ツナは11回目の哨戒で日本近海に向かった。四国と九州の中間で哨戒をしていたが、レーダーの調子が思わしくなく、回復してからも、しばしば日本の対潜艦艇によって制圧され、結果的にこの哨戒で戦果を挙げることはなかった。9月5日、ツナは51日間の行動を終えて真珠湾に帰投。艦長がエドワード・F・ステファニデス・ジュニア少佐(アナポリス1931年組)に代わった。
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